経済財務省が発表したカンボジア公的債務統計速報によると、カンボジア政府の公的債務総額は2023年9月時点で107億2000万ドルとなっています。
また、カンボジアは今年の最初の9か月間で4億3,750万ドルの債務返済を開発パートナーに支払ったとのことです。
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公報によると、公的債務は二国間開発パートナーからのものが64%、多国間開発パートナーからのものが36%を占め、公的債務の構成は米ドル47%、SDR(特別引出権)20%、人民元11%、日本円11%、ユーロ7%、残りが現地通貨およびその他の通貨で構成されています。
全体として、すべての融資は非常に優遇されており、平均補助金要素は約43%であるとのことです。
また、これらの融資の目的は、長期的な持続可能な経済成長を支援し、経済生産性を向上させる優先分野の公共投資プロジェクトに資金を提供することとなっています。
同報によると、公的債務状況は依然として「持続可能」であり、債務危機の「リスクは低い」とされていています。
また、公的債務総額はGDP(国内総生産)の24.2%であり、基準の40%を大きく下回っている状態になるので、現時点では上手く資金を活用できていると言えそうですね。
年月 | 公的債務総額 | 対GDP比 |
---|---|---|
2023年3月 | 102億3,000万ドル | 24.9% |
2023年6月 | 107億2000万ドル | 24.4% |
2023年9月 | 107億2000万ドル | 24.2% |
それではまた!!