カンボジア国立銀行(NBC)は、カンボジア共有スイッチ(CSS)システムを開始しました。
これにより、CSSシステムに参加している金融機関のユーザーは、現金引き出し、資金移動、残高照会、口座明細書などの銀行間取引がCSSロゴのついたATMでできるようになります。
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今までのカンボジアでは、銀行が顧客向けにデビットカードを発行した場合、そのカードはその銀行が導入したATMマシンでのみで利用できました。
つまり、日本のコンビニATMのように1台のATMで複数の金融機関のカードが利用できるマシンはありませんでした。
そのため、商業施設や空港といった多くの人が集まる場所には各銀行ごとのATMが大量に設置されている状態でした。
しかし、今回のCSSシステムのおかげで、CSSロゴの付いたATMデビットカードを保有するユーザーは、1つの銀行が提供するカードを保有しているだけで、同じCSSのロゴの付いたATM機であればどのマシンを使用しても、現金を引き出したり、銀行口座の残高を照会したり、手数料を支払うことなく他の多くの銀行サービスを利用することができるようになります。
現在50以上の銀行や金融機関がCSSシステムに参加しているとのことで、今まで銀行ごとに大量に設置されていたATMをすっきりさせて、電力とスペースの消費も削減できると期待されています。
カンボジアではKHQRの普及で現金を持ち歩く必要がなくなりつつあります。
さらにCSSシステムのおかげで、近い将来、複数銀行のカードを持ち歩く必要がなくなり、1枚のカードで国内のすべてのATMとPOSマシンに対応できるようになります!!
カンボジアの日常がどんどん変わっていきますね!!
変化を楽しんでいきましょう!!
それではまた!!