カンボジアのインドへの輸出は2023年の7か月間で1億4,093万ドルに達し、前年同期比42.8%の増加を記録しました。
また、関税消費税総局(GDCE)の最新貿易データによると、インドへの輸出はカンボジアの輸出先上位20位のリストの中で最も急速に伸びているとのことです。
2023年1月から7月までのカンボジアのインドからの輸入額は前年同期比18.1%減の1億2,756万ドルに達し、同期間の二国間貿易で王国は1,336万ドルの黒字となりました。
パン・ソラサク元商務大臣は、インドへの輸出の急速な増加は、インドが2018年にカンボジア向けに開始した免税関税優遇制度(DFTP)によって促進されたと予測し、両国の経済発展をさらに促進するために、カンボジア・インド二国間投資協定と二国間自由貿易協定の早期締結を期待していると述べました。
カンボジアとインドは陸、空で今後さらに接続されていくので、これからの両国の関係には注目ですね!!
また、今やインドは米国、中国に迫る勢いで経済大国としての地位を確立し始めているので、良好な関係を築き上げてほしいです。
・輸出の増減
中国への輸出:16.2%増加
ベトナムへの輸出:20.6%増加
米国への輸出:9.1%減少
日本:1.9%減少
タイ:2.9%増加
インドへの輸出:42.8%増加
・輸出シェア
米国:38.3%
ベトナム:11.8%
中国:6%
日本:4.8%
タイ:4.3%
インド:1%
・その他国々の輸出の増減
ドイツ:20.5%減少
ベルギー:34.7%減少
イタリア:18.8%減少
フランス:11.1%減少
オランダ:6.3%減少
イギリス:16.4%減少
カナダ:28%減少
メキシコ:14.3%減少
上記の比較を見ると、欧米への輸出がかなり心配ですね。
カンボジアの輸出の主力商品である衣料品、履物、旅行(GFT)の需要の鈍化を示した結果になっています。
一方で、米のやゴムの輸出、自転車、電子部品などの輸出が増えてきているので、減少傾向が続くGFT商品を補うように拡大して行ってほしいです。
それではまた!!