【カンボジア経済】新国境ゲートで貿易拡大へ！！カンボジア・ベトナム関係がさらに深化

カンボジアのフン・セン上院議長は、プレイベン州で開かれた教育イベントで、同州とベトナムのタイニン省との国境に新設されたムンチェイ国際国境ゲートが、両国間の貿易や人の往来を一層促進する役割を果たすだろうと述べました。
特に、国境地域に住む人々の農産物取引において大きな貢献が期待されています。


フン・セン氏は、カンボジアとベトナムが今後、二国間貿易額を200億ドルに引き上げるという新たな目標を掲げており、新ゲートはその実現に貢献すると語りました。
2025年最初の5か月間では、すでに貿易額が前年同期比8％増の38億4,000万ドルに達しています。


また、近年では輸出が輸入を上回る動きも見られ、両国間の貿易バランスが改善しています。
これに関連して、カンボジアとベトナムは、二国間貿易をさらに強化するために共同混合貿易委員会を設立することに合意しました。


一方、カンボジア駐在ベトナム大使グエン・ミン・ヴー氏は、ベトナム企業のカンボジアへの新規投資や事業拡大を支援する意向を示しました。
現在、ベトナムはカンボジアへの主要投資国のひとつであり、通信、IT、農業、エネルギーなど幅広い分野でプロジェクトが進められています。


さらに、ベトナムのホーチミン市では、カンボジア貿易事務所と現地の物流関連団体がビジネス会議を開催し、農業、食品加工、輸送分野における貿易・投資の連携強化について議論が交わされました。


タイとの関係が緊張状態にある今、ベトナムとは良好な関係を保っていてほしいですね。
現在、カンボジアの首都プノンペンからベトナムとの国境の街バベットまで伸びる高速道路を建築中ですので、この高速道路の完成によって将来的にベトナムとの貿易額はさらに増えていくと予想します。


それではまた！！


参考記事：https://www.khmertimeskh.com/501711481/new-border-gate-poised-to-boost-further-cambodia-vietnam-trade/