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【カンボジア経済】持続可能な成長へ!!カンボジアの成長には各産業内の多様化が不可欠

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カンボジアが今後数年間の成長を確実にするためには、各産業内の多様化をさらに進めることが依然として必須である、とアジア開発銀行(ADB)の元役人の地域経済学者が意見を述べた記事がりました。
2030年までに上位中所得国、2050年までに高所得国になるという目標を達成するためにも新たな構造変革が必要になりそうです。

Intra-sectoral diversification must for Cambodia’s growth - Khmer Times
Greater intra-sectoral diversification remains a must for Cambodia to ensure growth in the coming years, a leading regio...



カンボジアのパンデミック前の10年間のGDP成長率平均7%超という数字は、先進国市場への優先貿易アクセス(貿易特恵)、アンコールワットを中心とした観光、インフラや不動産への多額の資本や援助の流入が原動力となっていましたが、この10年で後発開発途上国の地位から卒業すると予想されるカンボジアは新たな成長原動力を追求する必要があり、その解決策がまさに産業内の多様化ということになります。


パンデミック前の10年で起きた「農業から工業」や「サービスの農村部から都市部への移住を伴う構造変革」、つまり、より価値の高い製品やサービスを生産する分野への水平方向のシフトにより、現在まで生産性が一時的に向上し、所得と生活水準が向上しましたが、これは持続可能ではないとされてます。
カンボジアの将来の生産性の向上は、産業内のより付加価値の高い製品や活動への垂直方向のシフトが必要になります。
つまり、これが産業内の多様化で、バリューチェーンの上位移動と呼ばれることもあります。
また、これからは、よりグローバルなサプライチェーンへの参加が重要になってくると指摘されていますね。

水平シフト:「野菜→車」のように単純に価値が高いものを作ることで成長していくこと
垂直シフト:高品質の(付加価値のついた)野菜や車を作ることで産業全体で成長していくこと



これからはより熟練した技術や知識により製品やサービスに付加価値をつけていく必要があり、特恵があるからカンボジア製品が輸入されるのではなく、援助に頼るだけでなく、質を上げていくことで選ばれることが必要だと言い換えられるのではないでしょうか。



カンボジア開発資源研究所の研究顧問でもあるメノン博士は、カンボジアはより包括的な成長に向けた課題を提示しました。
・スキル不足
 →民間部門と緊密に連携してスキル開発と訓練に投資する必要がある
・事業コストの高さ
 →再生可能エネルギーとエネルギー効率に投資する必要がある
・インフラ不足
 →運輸部門の投資を優先する必要がある


一過性の経済成長ではなく、持続可能な成長のために目標に突き進む一方で、質にも注力しなければならないハードな状況ではありますが、新興国はここを乗り越えられるかどうかがカギになるので、先ずはこれから5年間のカンボジアに注目です。


それではまた!!

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