2023年11月15日にカンボジア初の集団投資スキームファンド(投資信託)が発足し、一般の人々が単一のファンドを通じて500ドルからの投資でアジア太平洋諸国の資本市場に参入できるようになったとクメールタイムズが報じました。
カンボジア証券取引規制当局(SERC)のスー・ソチート局長はプノンペンで行われた記者会見で、厳正な審査を経てシンガポールの Banjaran Asset Management (Cambodia) Plc (BAMC) による BAMC Asia Equity Fund (BAEF)のカンボジアでの立ち上げが承認されたと語りました。
BAMCは、カンボジアで初めて設立されたSERC承認の個人向けファンドであり、これまで銀行預金と現地証券取引所のみに依存して富を増やしてきたカンボジアの投資家に、投資を多様化し、シンガポール、香港、中国、オーストラリア、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンなどの外国証券取引所にも上場されてい企業の成長から利益を得る機会を与えることになります。
また、BAEFは、カンボジアを含むアジア太平洋地域の主要証券取引所に上場されている様々な企業に投資するユニットトラストファンドです。
※ユニットトラスト:投資信託の一種
BAMCのエグゼクティブディレクター、ガン・ベン・リー氏は、このファンドは少なくとも30の主要株に投資されると述べ、ファンドの少なくとも10%はカンボジア証券取引所(CSX)に上場されている株式に投資されると語りました。
BAEFは、BAMCがカンボジアの一般投資家に提供することを計画したファンドの最初のシリーズで、できるだけ多くの投資家がこのファンドにアクセスできるように最低投資額を500ドルに設定したとのことです。
また、中長期的に年間7~10%の収益を達成することを目指していて、銀行、不動産、工業、通信、テクノロジーなどのさまざまな部門への投資で多様化されることが期待され、カンボジアに本拠を置き米ドル建、オープンエンド型であり、投資家が望めばいつでも簡単に参入および撤退できます。
この国内初のライセンス発行は、カンボジアの証券市場、信託市場の発展の大きな一歩になりそうですね!!
定期預金と比較されることになると思いますが、500ドルから始められるので試しにやってみるのも良いかもしれません!!
それではまた!!