UAEとカンボジアの包括的経済協定が正式に発効したとクメールタイムズが報じました。
これにより、両国の貿易の流れを強化し、戦略的投資の機会を創出し、両国の経済多角化を加速することが期待されます。
また、この協定は両国の持続可能な成長と経済的な発展に寄与し、ASEAN地域の重要性も強調されるとのことです。
UAEとカンボジアの包括的経済協定の発効は、両国の経済的な協力を強化し、貿易と投資の流れを促進する重要な一歩とされてます。
この協定により次の効果が生まれ、両国の経済多角化が促進されます。
・製品ラインの92%以上の関税が撤廃または削減
・不必要な貿易障壁の排除
・サービス輸出のための市場アクセスの改善
UAEとカンボジアの2022年の非石油貿易額は4億700万ドルを超え、2021年と比較して33%増加しました。
また、2023年は最初の9か月で非石油貿易は3億ドルを超え、2022年の同時期に匹敵し2021年の数字より30.5%増加したとのことです。
今回の協定は両国間の非石油貿易を拡大し2030年までに10億ドル以上に増加する可能性があるとされていることからも、両国の貿易に大きく貢献することになりそうです。
この協定を通じてUAEは機械や石油製品の新たな輸出機会を得て、一方でカンボジアは穀物や果物、加工食品、アパレルなどの輸出機会を得ると期待され、物流、インフラ、旅行、観光などの分野への投資の流れも加速する見込みであり、両国の経済的な相互関係が深まると予想されています。
カンボジア商務大臣のチャム・ニムル氏は「UAEはカンボジアのアラブ市場の拠点となり得る。同様に、カンボジアはUAEのASEAN地域の拠点となり得る。」と述べ、UAE対外貿易担当大臣のタニ・ビン・アーメド・アル・ゼユーディ氏は「我々の対外貿易課題における新たな重要な前進を示す」と述べていることからも、両国にとって重要な協定になったようです。
それではまた!!