先日、クメールタイムズ紙でNBCが暗号資産を許可することを検討しているという記事が出ましたが、これは誤報でり、カンボジア国立銀行(NBC)は銀行や金融機関が現在、仮想通貨に関連する取引を取り扱うことを許可していないと明言しました。
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NBCはUSDTやUSDCなどのステーブルコインであっても、下記の基準を満たしていないため現段階では銀行や金融機関に取引を許可しないとのことです。
・ステーブルコインの発行者が管轄当局によって規制および監督されること
・技術およびその他の分類基準を満たさなければならないこと
また、この条件は合格要件のうちの1つにすぎないようなので、このNBCのハードルを超えるのはかなり厳しそうですね。
加えて、NBCはステーブルコインに分類されるものが認可される可能性はあるが、ビットコインやイーサリアムなどの類のコインの取り扱いを認可する予定はないと述べています。
一方で、NBCが商業銀行と決済プロバイダーに暗号資産および関連商品に関する一部の活動を実行する権限を与える条件や、暗号資産サービスプロバイダーが支払いおよび送金サービスを実行することを認可される条件を決定するためにこの基準を作成していることを考えると、将来的には規制のハードルが下がる、もしくは規制をクリアするステーブルコインが出現するかもしれません。
NBCの暗号資産の分類が国内のすべての証券を管理するSERCの領域に踏み込んでいる可能性があるとから、NBCは暗号資産サービスを規制する際はSERCと協力していくと明らかにしました。
この協力が規制緩和につながるのか規制の引き締めにつながるのか、今後注目していきたいと思います。
それではまた！！
