カンボジア関税総局(GDCE)のデータによると、2024年1月から4月までの輸入車両の合計額は4億9,600万ドルで、これは2023年の最初の4か月間に記録された5億6,800万ドルと比較して12.8%の減少を示しています。
この輸入の減少は、国内のいくつかの自動車組立工場が稼働を開始し生産が増加したことに起因するとの事です。
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最近カンボジアでは、数社の大手国際自動車メーカーが自動車組立工場を設立し、これらの工場では国内市場向けに相当数の自動車が生産され輸入車への依存が軽減されると期待されています。
カンボジア自動車産業連盟のソウン・ダラ事務局長は、中古車を中心とした自動車輸入の減少は、長期化する世界経済の減速と国内市場での新車利用の顕著な増加傾向によるものだとしています。
また同氏は、「国内で自動車組立工場が稼働していることと相まって、新車の使用傾向が高まるにつれ、カンボジアの自動車産業はより活気があり、競争力が増すだろう」と述べています。
2023年時点でカンボジアの自動車市場の45%を新車が占め、残りは中古車になるとされています。
カンボジアにさらに多くの自動車組立工場が開設されれば、自動車価格が下がり、中古車輸入への依存も低下するとされているので、消費者としてはとても嬉しい傾向です。
自動車組立工場の稼働は、カンボジアのASEAN地域において自動車産業の中心地になるという政府の目標に向けた大きな一歩になりました。
税制優遇や熟練労働者の増加によってカンボジアの製造業のステージが上がってきていますので、このまま前進し続けてほしいですね!!
それではまた!!