カンボジア国立銀行(NBC)とマレーシア中央銀行(BNM)は、新たな国境を越えたQRコード決済システムを正式に立ち上げました。
これにより、カンボジア人旅行者は、バコンアプリやメイバンクのM2U KHアプリを使って、マレーシア全土の200万以上の加盟店で「DuitNow」QRコードをスキャンし、クメール・リエルで支払いが可能になります。
式典は、NBC総裁のチア・セレイ氏、BNM総裁のダト・スリ・アブドゥル・ラシード・ガフール氏、メイバンクのCEOダト・カイルサレ・ラムリ氏の主宰で、ローズウッド・プノンペンにて開催されました。
BNM総裁は、今年2月のフン・マネト首相との会談で、国境を越えた決済システムの重要性が強調されたことを述べ、今回のシステムが両国の決済をより安く、迅速で、アクセスしやすくすることを目標としていると語りました。
NBCのセレイ総裁は、この第一段階の接続で、マレーシアを訪れるカンボジア人が、クメール・リエルを使用して安全で効率的な決済ができるようになると述べ、次の段階では、マレーシア人がカンボジアのQRコードをスキャンできるようになると付け加えました。
また、この新しいシステムが観光業や貿易活動の活性化、金融包摂の強化に貢献し、ASEAN全体の迅速で安全な小売決済システムの実現に向けた重要な一歩であると強調されました。
両国は他の地域とも協力し、同様の決済プロジェクトを進めています。
カンボジアは既にタイ、ベトナム、ラオス、中国、韓国とQR決済を接続しています。今後はシンガポールやインドネシア、日本とも提携を進めていく予定になっています!
日本側ではあまり報じられていませんが、東南アジアでは国境を越えた(クロスボーダー)QR決済が急速に普及しています。両替なしでアジアを行き来できる世界はもう少しのところまで来ていると思います!
楽しみです!
それではまた!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501562664/cambodia-malaysia-launch-cross-border-qr-payment-link/
【カンボジア経済】マレーシアと国境を越えたQR決済の接続を開始
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