カンボジア王国政府(RGC)は、経済財務省(MEF)の信託規制当局(TR)の監督のもとで「Trust Registration System」を発表しました。
このデジタルプラットフォームは、信託の設立、提供、更新、終了のプロセスを効率化し、信託の登録、管理、規制遵守をオンラインで行えるようにすることを目的としています。
このシステムにより、利用者は信託の手続きにアクセスしやすくなり、透明性も向上します。
この発表は、プノンペンで開催された「トラストフォーラム2024」にて行われ、同フォーラムでは、「信頼:信頼構築のプラットフォームを超えて」をテーマに、信託分野に関する知識、経験、ベストプラクティスの共有が行われました。
経済財務省のロス・セイラヴァ国務長官は、パンデミックの困難を乗り越えて重要な成果を達成したTRの取り組みを称賛しました。
また、TRのソク・ダラ局長は、フォーラムについて、カンボジア市場における主要な事業者同士の連携と協力を促進すること、特に家族信託や金融テクノロジーの利用などの信託メカニズムに関する議論が行われたことを強調し、カンボジアの信託市場のさらなる発展に向けた新しい知見や国際基準の普及を目指しているとのことです。
カンボジアは2019年の信託法の改正によって徐々に信託市場が拡大してきています。
特に2021年に信託登録の制度ができてからは安全性が向上して拡大が加速してきています。
今回のオンライン登録システムの開始により、安全性と透明性が向上してさらなる拡大につながることに期待したいですね!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501583070/govt-launches-digital-trust-registration-system/
【カンボジア金融】政府がオンライン信託登録システムを開始
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