【カンボジア経済】リスク下でも安定成長へ！！カンボジア政府の経済見通し

カンボジアのアウン・ポーンモニロット副首相兼経済財務大臣は、2025年の同国経済が約5.2％成長すると発表しました。
成長の主な要因は、輸出志向のサービス、堅調な国内消費、そして地元産製品の利用拡大です。
副首相は、プノンペンで行われた2026年財政管理法案準備のためのワークショップで、2025年初めから9か月間の経済状況を説明し、世界や地域の経済環境には依然としてリスクがあると指摘しました。


政府は経済を継続的に監視し、政策を柔軟に調整して対応していく方針です。
2026年の成長率は約5％と予測され、やや減速する見通しですが、依然として堅調な成長が見込まれています。
これは、米国の関税措置やタイとの国境閉鎖の影響を考慮した結果であり、短期的には以前の水準に戻ることは難しいとしています。


国際機関の見通しでは、IMFと世界銀行が2025年の成長率を4.8％、ADBとAMROが4.9％と予測しており、政府の見解と概ね一致しています。
経済専門家のスン・サム氏は、カンボジア経済がパンデミックや国際紛争、さらには最近のタイとの緊張にもかかわらず回復を続けていると評価しました。
また、カンボジアは多様な貿易関係を維持しており、他国からの供給でリスクを補えると述べています。


彼は、外国投資の促進と経済発展の障害を取り除くための政策努力を求め、投資手続きの遅れや価格競争力の弱さなどの課題を挙げました。
世界銀行も、カンボジアの健全な経済運営と改革姿勢を評価し、今後も安定成長を続けると予測しています。
政府は短期的な安定策を維持しつつ、長期的には構造改革を進め、より多様で競争力のある経済基盤の構築を目指しています。


乗り越えなければならない試練は続きますが、政府や国際機関が安定成長を続けると予測しているのはカンボジア経済にとっていいこうとですね！！
中長期で見て今後のカンボジア経済の更なる成長に期待していきたいと思います。


それではまた！！


参考記事：https://www.khmertimeskh.com/501787052/kingdoms-economy-expected-to-grow-5-2-percent-in-2025/