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【カンボジア経済】AMROがカンボジアの高ドル化に警鐘、米ドル流動性に懸念

解説記事
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ASEAN+3マクロ経済研究事務局(AMRO)は、カンボジアの銀行システムについて、米ドルへの高い依存度と米ドル流動性の確保に注意を促しました。2025年末時点で、カンボジアのブロードマネー(広義通貨)の83.4%が米ドル建てとなっており、銀行には米ドル需要に対応できる十分な流動性を確保することが求められています。

■ 発表の概要

AMROによると、2025年末のブロードマネーに占める米ドルの割合は83.4%でした。これは、預金やその他の広義の通貨供給の大部分が米ドルで構成されていることを意味します。

一方、銀行がカンボジア国立銀行(NBC)に保有する米ドル流動性のバッファーは近年徐々に低下しています。銀行は米ドル資産の一部を海外で保有する割合を高めており、国内で直ちに利用できる米ドル流動性の確保が課題となっています。

■ 背景

カンボジアでは、米ドルが預金・融資など幅広い金融取引で利用されており、金融システムのドル化が非常に進んでいます。米ドルはカンボジア国立銀行が発行できる通貨ではないため、金融機関が米ドルの流動性不足に直面した場合、NBCによる最後の貸し手機能にも一定の制約があります。

そのためAMROは、銀行がNBCに保有する米ドル資産、海外に保有する米ドル資産、他行の流動資産など、複数の流動性源を適切に管理する必要があると指摘しています。

■ 今後の見通し

今回の指摘は、カンボジアの銀行に対して単純に「ドル化を減らす」ことを求めるものではなく、高いドル化が続く環境でも、金融市場が不安定になった際に米ドルを迅速に調達できる体制を整えることを重視したものです。

今後、金融機関では米ドル流動性バッファーの確保や資産構成の見直しが重要になります。また、NBCにとっても、金融システムの安定性を維持しながら、リエルの利用拡大や金融政策の効果を高めることが引き続き課題となりそうです。AMROも、カンボジアの金融システムについて不良債権などの脆弱性への早期対応が重要だと指摘しています。

それではまた!!

※本記事は海外報道および公表資料を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/502018005/amro-warns-over-cambodias-83-4-dollarised-broad-money/

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