カンボジアのフンセン首相は金曜日に中国の習近平国家主席と電話会議を行い、双方は一帯一路協力を促進することに合意したとクメールタイムズが報じました。
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一帯一路とは、中国の国家主席・習近平氏により提唱されたアジア〜ヨーロッパ〜アフリカ大陸を繋げる巨大経済圏構想のことを言い、一帯(陸路)と一路(海路)で繋がれた各都市のインフラ整備に投資をして圏内の経済発展を促すという経済的な戦略があるようです。
圏内の経済格差を是正する有意義なプロジェクトである一方で、安全保障戦略においてアメリカをはじめとする欧米各国は一帯一路を警戒しています。
一例として、中国の投資により建設されたスリランカの港の運営権を債務超過により中国企業が長期で取得するという事態により、2017年以降、一帯一路に対する懸念が表面化してきています。
カンボジアの経済発展には中国からの投資が欠かせないのは事実なので、引き続きインフラ整備に貢献してほしい一方で、スリランカのように中国化してしまうのは避けてほしいところですね。
一帯一路には賛否両論述べられていますが、現時点ではカンボジアの経済発展の後押しになっているのは事実ですね。
コロナ、戦争と世界的に混乱は続いていますが、しっかりとカンボジア情報をキャッチして発信していきたいと思います。
それではまた！！
参考 「一帯一路」の最新状況 | 参加国の現状・日本のメリット・AIIBとの関係をわかりやすく
