カンボジア国立銀行(NBC)は、今年5月に国内のインフレ率が7.2%に上昇し過去10年間で最高となったと述べ、インフレ圧力を抑制し現地通貨による購買力を保護するための一連の措置を行ったと報告しました。
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NBCのチー・チャント氏は、石油と食料の価格上昇がインフレの急上昇の主な原因であると述べました。
ロシア・ウクライナ戦争によるロシアに対する制裁は、肥料と農産物の価格とともに、世界の石油と食料の価格を押し上げ、中国の「ゼロコロナ政策」もまた、カンボジアが中国の輸入に依存しているため建設資材の価格の高騰につながったと述べています。
ドル高、リエル安になることはカンボジアのインフレに直接かつ急速な影響を与える可能性があることから、NBCは為替レート安定化政策を行っています。
現時点では、米ドルに対するリエルの為替レートを安定させることに成功しているようです。
6月に発表されたFinancial Stability Review 2021によると、NBCは為替レートを安定させるためにオークションを通じて銀行やその他の金融機関に年間6億ドル近くを売りました。
その結果、為替レートは1米ドルあたり4,099リエルであり、2019年と比較しても約1%下落で収まっていると発表しています。
インフレの圧力があるにもかかわらず、パンデミックの危機管理に成功したおかげで、2022年のカンボジアは、衣服の輸出、観光、建設、不動産、農業など、すべての主要セクターで成長が見込まれると予想されています!!
2023年は東南アジアで最も注目を集める国になってほしいですね!!
それではまた!!