モルドール・インテリジェンスによる「カンボジアの貨物・物流の分析と成長傾向(2023~28年)」では、物流部門がが2028年まで年率5%で成長すると予測されています。
一方で、最近の世界銀行の報告書によると、カンボジアの物流コストは周辺地域で最も高く、タイやベトナムなどの隣国がより良いパフォーマンスを見せている一方で、非公式な支払いと高額な国境を越えるための手数料が「ビジネスを行う」という点でマイナスになっているとのことです。
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報告書によると、スマートな物流ソリューションと効率的なサプライチェーン管理システムが導入されなければ、同国の産業部門は成長の障害に直面する可能性があると警告しました。
また、世界銀行が2023年に発表した世界物流指数による数値は次の通りです。
【国際出荷スコア】
・カンボジア2.4
・ベトナム3.3
・シンガポール4
【トラッキングおよびトラッキングスコア】
・カンボジア2.8
・ベトナム3.4
・シンガポール4.4
どちらもベトナムとシンガポールに比べて低い数値になっています。
上記からも、政府は経済の競争力と多様化を強化するために、輸送接続を強化し、活気のある物流システムを構築することを目指しています。
・高速道路の建設
・高速鉄道の開発、整備
・国道の整備
・河川港ターミナル開設
・通関システム導入
・新空港建設
etc…
インフラの強化に加えて、通関手続きも国際基準と慣行に沿って更新する必要があると調査では指摘されています。
RCEPや二国間自由貿易協定により、カンボジア貿易は成長段階にあります!!
交通・輸送インフラの整備はどんどん進んでいると実感しているので、通関手続きに関してもデジタル化、簡易化することで透明性のある処理が行われることに期待したいですね。
それではまた!!