カンボジア南東部のプレイベン州で、SSR株式会社が2,000万ドル以上を投資して新たにドライポート(内陸型港湾施設)を建設する計画を提案しました。
場所はカムチャイ・メア郡クラバオ・コミューンで、用地面積は10ヘクタール以上が想定されています。
2025年11月20日、カンボジア投資委員会(CDC)のチェア・ブティ事務局長が省庁間チームを率いて現地を視察し、プロジェクトの可能性を確認しました。
このプロジェクトは、プレイベン州で初めての本格的な物流拠点となる見込みで、オフィスビルや商業施設、商品交換エリア、コンテナ保管場、倉庫など、物流に必要な各種インフラが整備される予定です。
建設が進めば地域の雇用拡大につながり、経済発展の起爆剤になると期待されています。
プレイベン州はベトナムに隣接しておりカンボジアとベトナム間の貿易の重要な通過点です。
両国は毎年数十億ドル規模の貿易を行っており、農産品や工業製品を中心に輸出入が活発です。
ドライポートが完成すれば、国境を通過する貨物の滞留時間が短縮され、両国の物流効率が大幅に改善されると見込まれています。
視察中、チア・ヴーティ大臣は国境ゲート周辺の開発状況も確認し、CDCがプレイベン州政府などと協力しながら国内外の投資家に対し地域の潜在力を積極的にアピールしていく方針を示しました。
今回の計画は、カンボジアとベトナムの貿易をさらに強化し、国境経済圏の発展に貢献する重要な一歩といえます。
タイとの国境紛争が勃発してから、カンボジアはベトナムとの連携を深めていく動きが強くなっていると感じます。
今回のドライポート計画が事業決定するのを期待したいですね!!
それではまた!!
参考記事:https://construction-property.com/new-20m-dry-port-proposal-to-boost-trade-and-jobs-at-cambodia-vietnam-border/
【カンボジア経済】ベトナムとの貿易強化へ!!プレイベン州に新たな物流ハブ誕生か?
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