カンボジア国立銀行(NBC)の報告によると、カンボジア政府は公共投資プロジェクトを支援するため、今年上半期に国債発行を通じて国内投資家から約6,200万ドルを調達したとのことです。
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今年上半期に調達された約6200万ドルは、政府が2024年に調達することを目標とした1億800万ドルの50%以上を占めました。
また、この資金はインフラやその他の重要な部門を強化し、経済成長と生産性を促進することを目的とした重要な公共投資プロジェクトに割り当てられることになります。
経済財政省は2022年9月に国債の発行を開始し、政府が国内歳入を増やし、インフラ整備のために外国から借り入れる必要性を減らすことを可能にしました。
国債の発行は、政府に直接的な収入をもたらし、投資の効率性と公的債務管理の持続可能性を確保できるプロジェクトに資金を提供する目的でもあります。
現在、国債はカンボジア国立銀行オークションプラットフォーム(NBCP)を通じて、銀行や保険会社などの機関投資家を対象に入札が行われています。
NBCは、ノンバンク企業がNBCPの国債をプライマリー市場とセカンダリー市場の両方で取引できるようにするための法的手続きと円滑化に取り組んでおり準備を進めているとも述べています。
国債投資家は、国債の保有と取引で得た利子にかかる源泉徴収税の50%控除と、国債の購入と取引によるキャピタルゲインに対する3年間の免税を受けることができます。
歴史は浅いですが、このインセンティブもあって徐々に国債からの資金調達が増えてきていますので、今後のカンボジアの発展のためにも政府と中央銀行には頑張ってほしいですね。
それではまた!!