世界的に知られるファスナーメーカーのYKKカナダ社が、近い将来カンボジアに部品製造工場を設立する計画を検討していることが明らかになりました。
これは、2025年10月31日にカンボジア開発評議会(CDC)の第一副議長兼副首相スン・チャントール閣下が同社を公式訪問し、ユーグ・シャルボノー社長と会談した際に発表されたものです。
チャントール副首相は、今回の訪問の目的について、YKKカナダの先進的な生産システムや労務管理を学ぶとともに、カンボジアを投資先としてPRすることにあったと説明しました。
また、カンボジアは繊維・衣料産業の中心地として大きな潜在力を持ち、サプライチェーンの強化や生産拠点の拡大に最適な環境が整っていると強調しました。
さらに、YKKカナダの進出は国内需要を満たすだけでなく、カンボジアの衣料品輸出における国際競争力の向上にもつながると述べ、同社に投資を積極的に検討するよう呼びかけました。
これに対しシャルボノー社長は、カンボジア経済の急速な成長を高く評価し、同国での投資機会に強い関心を示しました。
YKKカナダは現在、ファスナーをはじめとする工業部品の製造施設をカンボジアに設立する可能性を前向きに検討しています。
国際的な信頼と高度な製造技術を持つYKKカナダの投資は、カンボジアの産業発展を後押しし、世界の製造業における同国の存在感をさらに高める重要な一歩となると期待されています。
縫製業に依存せずに多様化に向けて動いているカンボジアですが、主力の縫製業の底上げも大切になります。
YKKカナダがカンボジアに進出することで、カンボジア製造業の底上げにつながると思うので、今後の動向に注目です!!
それではまた!!
参考記事:https://construction-property.com/canadian-company-plans-to-establish-manufacturing-plant-in-cambodia/
【カンボジア経済】YKKカナダがカンボジア進出を検討!!製造拠点設立の可能性を探る
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