カンボジアとアラブ首長国連邦(UAE)が先週ドバイで包括的経済連携協定(CAM-UAE CEPA)の最終交渉を完了し、今年中に署名することが期待されていると商務省(MoC)の高官が述べているとクメールタイムズが報じました。
※昨年10月24日から26日にかけてアブダビ市で第1回交渉が終了、昨年12月に第2回交渉がプノンペンで行われました。
また、MoCの国務長官である Seang Thai 氏は、CEPA は自由貿易協定(FTA)よりも包括的であり、CEPA が存在する場合、FTA は必要ないことを意味すると語っています。
2022年の両国間の貿易量は約4億ドルに達し、これは2021年と比較して30%以上の増加であると、UAEの外交貿易問題次官補であるJuma Mohammed Al Kait氏は述べています。
また、カンボジア商務省の国務次官であるPenn Sovicheat氏は、総貿易額は2020年の2億6600万ドルから2021年には約15.41パーセント急増して3億700万ドルになり、カンボジアの国として輸出は1億9500万ドル、UAEからの輸入は1億1200万ドルで、約8300万ドルの黒字になったと語っています。
アパレル、靴およびその他の部品、バッグ、自転車、玄米、電子および電子部品、車両部品、木材製品
石油燃料である瀝青、たばこ、潤滑油、建設機械、食品、肥料、自動車部品、電子・電子部品、電話など
最終交渉はドバイの首都で完了し、商品取引、サービス取引、投資、電子商取引、商品原産地規則、貿易円滑化、取引の技術的障壁、衛生、植物検疫、知的財産権、貿易救済、経済協力、技術協力、中小企業、法律、制度に関する章と付属文書が完全に完成したとのことです。
CAM-UAE CEPA は、両国間のより大規模な関係と協力の促進に貢献することが期待されています。
また、これにより貿易の流れがより円滑になり、二国間投資と、特に東南アジア諸国連合(ASEAN)間の生産チェーンの接続性が促進されます。
中東との関係性を深めていくことは、カンボジアの更なる発展に貢献することにつながると思います。
そのための大きな一歩となるのが CAM-UAE CEPA だと思うので、早期実現に向けて頑張ってほしいですね!!
それではまた!!