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【カンボジア経済】電子機器輸出が34%急増、製造業の高度化が加速

解説記事
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カンボジアの電子・電気機器産業が輸出を大きく伸ばしています。税関総局(GDCE)の統計によると、2026年1~7月の電気機器・電子部品の輸出額は前年同期比34%増(10億5000万ドル相当)となりました。カンボジア全体の輸出も同期間に21.3%増加しており、衣料品など従来型産業に加えて、電子機器が新たな輸出成長分野として存在感を高めています。

■ 発表の概要

2026年1~7月、カンボジアの電子・電気機器関連輸出は前年同期から34%増加しました。輸出全体も208.1億ドル(約208億ドル)に達し、前年同期の171.6億ドルから21.3%増加しています。電子関連製品の伸びは、全体の輸出成長率を上回るペースとなっています。

カンボジアでは、電子部品、電線、基板関連製品などの生産拠点が増えており、海外企業による製造投資も進んでいます。カンボジア投資委員会によると、2015~2024年に承認された電子産業関連の投資額は約15億ドルに達しています。

■ 背景

これまでカンボジアの輸出は、衣料品、履物、旅行用品(GFT)など労働集約型産業への依存度が高い構造でした。しかし近年は、電子・電気機器や自動車部品、タイヤなど、より多様な製造業が成長しています。

電子・電気製品については、ASEAN域内のサプライチェーンに組み込まれやすい立地に加え、RCEPや中国との自由貿易協定などによる市場アクセスも投資を後押ししています。カンボジア政府も電子・自動車産業を重点分野として位置付け、輸出品の高付加価値化を進めています。

また、2026年1~7月の輸入額も232.5億ドルと前年同期比21.4%増加しており、電子機器や機械、原材料などの輸入が増えています。これは国内の製造活動が拡大していることを示す一面もあります。

■ 今後の見通し

電子機器輸出の急増は、カンボジア経済が「衣料品中心の輸出構造」から、電子機器や自動車関連製品を含む製造業へと多角化していることを示す動きとして注目されます。

今後も海外企業による工場進出や生産能力の拡大が続けば、電子産業が主要な外貨獲得産業の一つへ成長する可能性があります。

一方で、部品や原材料の多くを海外から輸入しているため、今後は国内でどこまでサプライチェーンを構築できるかが課題となります。電子部品の現地調達が進めば、輸出額の拡大だけでなく、国内で生み出される付加価値や雇用の増加にもつながると考えられます。

それではまた!!

※本記事は海外報道および公的機関の公開資料を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:Khmer Times「Cambodia’s electronics exports jump 34 percent」

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