今年のカンボジア経済の成長率は5%と予測されている一方で、国際通貨基金(IMF)の代表団は、民間債務の増加が依然としてカンボジアの大きな懸念事項であると述べ、カンボジア国立銀行(NBC)に監視を強化するよう促しました。
また、カンボジアに対する現在の懸念事項の一部として、中国の発展、外国勢力による金融政策の引き締め、進行中のロシアとウクライナの戦争、商品価格の上昇、外需の弱体化を挙げました。
IMFミッション・チーフのアラスデア・スコット氏は、2023年にカンボジアの国内生産(GDP)が5.5%成長し、翌年には6%成長するという予測を維持し、カンボジアの長期的な成長予測に自信を表明しました。
加えて、ミッション氏はカンボジアの財政赤字が2021年の最高の7%から2023年には4%に減少すると予測し、それがさらに縮小すると評価しました。
また、ミッション氏はカンボジアの公的債務は低いままであり持続可能なレベルにあり続けていますが、民間債務についてはNBCがその監督を強化することを推奨しています。
公的債務とは国の資金調達による債務で国債の発行などが代表的ですね!!
一方で、民間債務とは個人や企業などが抱える債務のことです。
IMFは、長期的には教育、医療、インフラ開発、エネルギー需要の増加に伴うコストをカバーするために公共支出を増やし、政府は気候変動の懸念にも対処する必要があると述べています。
民間部門で補っている部分に公的資金を投入して、国の発展のバランスをとっていく必要があるということでしょうか!!
カンボジアは米ドルが主要流通通貨ということもあり金融政策を取りずらい環境にあります。
将来的には、国内通貨リエルの使用を増やすことでNBCが金融政策をよりコントロールしていく必要もあります!!
この重要な役割を担っているのがバコンシステムということになるので、こちらの普及にも期待です!!
また、中国の発展以外のインフレや外需の弱体化等の懸念点はこれから改善していくと考えられますので、問題ないかと思います。
カンボジアの中国との付き合い方は注目していく必要がありますね!!
それではまた!!