230万人を超える人口を擁し、急速に成長しているプノンペンはASEANの将来のスマートシティの1つとして発展する絶好の位置にあると、専門家は最近のディスカッションフォーラムで述べました。
このフォーラムはKonrad Adenauer Stiftung(KAS)とEuroChamによってプノンペンのRaintree Cambodiaで開催され、デジタル化について議論されました。
Economist Impactが最近発表した30都市のデジタルシティインデックス(DCI)を基に、スマートシティを目指すプノンペンの強みと弱みを研究し、コペンハーゲン、アムステルダム、北京、ロンドン、ソウルの上位5つのデジタル都市の要因を分析したところ、プノンペンは接続性に関して100点満点中56.8点と高いスコアを獲得したとのことです。
“カンボジアは世界で最も手頃なデータ料金率を享受しており、携帯電話の普及率が高いことと相まって、プノンペンの高い接続性の背後にある主な理由になる可能性があります”と、EuroChamのシニア投資調査アナリストJessica Tjandra氏は述べています。
また、同氏はプノンペンの総合スコアは42.7であるとして、30カ国のデジタル都市グローバルラインキングにおいて、メキシコシティ、ニューデリー、マニラよりも上位である28位に値すると述べています。
カンボジアはデジタル化との相性がとても良いと個人的には思っています!!
郵便通信大臣のChea Vandeth氏が8月に発表した推計によると、カンボジアのインターネット加入者数は約1,780万人であり、総人口1,600万人を上回っています。
また、1,748万のモバイル インターネットサービス加入者と312,233の固定インターネットサービス接続が確認されています。
人口の平均年齢が20台半ばというのを考えると、インターネット加入者の大半が問題なくデジタルデバイスを使いこなしていることが推測できますね!!
EuroChamのエグゼクティブ ディレクターであるTom Hesketh氏によると、カンボジアでは都市化が年間3%以上のペースで進んでおり、人口約230万人を抱えるプノンペンは、東南アジアの最新の商業ハブの1つとして急速に台頭しています。
一方で、プノンペンの課題としては急速に増えている人口に対して、インフラの整備が間に合っていないということです。
交通インフラは少しずつ改善してきていますが、水道等の生活インフラに関してはプノンペン郊外にいくとまだ未整備の場所もあったりします。
公共交通機関も発展はしておらず、市内を回るバス便はありますが、鉄道の整備はされていません。
プノンペンがスマートシティ化に適しているのは間違いないと思いますが、まだまだ課題はたくさんありそうです。
未整備だからこそ、新しいものを取り入れやすいという側面もあるので期待したいと思います!!
それではまた!!