ついにカンボジア証券取引所第2部(Growth Board)への上場第1号の企業が決まりましたね!!
今回は、そんな史上初となったDBD Engineering Plc.について調べてみました!!
経済成長の著しいカンボジアにおいて欠かせない建設会社ですので注目せざるを得ません。
もちろん今回も「3分で読める」をテーマにまとめていくのでお見逃しなく!!
・歴史
1995年に設立されたDBDはカンボジアの建設会社では最も古く最も経験豊富の企業です。
建物の建設だけでなく、機械、電気、HVAC、および配管システム(MEP)を提供しています。
2013年から2019年までに49のプロジェクトを完了させプロジェクトの大部分は、ショッピングモール、コンドミニアム、工場となっています。
約700名の従業員を抱え、25周年を迎えたDBDは建設業のリーディングカンパニーとしてカンボジアで確固たる地位を築き始めています。
・基本情報
社名 | DBD Engineering Plc.(DBD) |
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設立年 | 1995年 |
産業分類 | Construction(建設業) |
上場株式数 | 5,000,000~6,461,538 |
上場株式の種類 | New voting shares(新決議権付株式) |
コード | 未定 |
上場日 | 2021年8月30日 |
社員数 | 約700人(2021年7月時点) |
※決議権付株式とは、株主に企業の政策案に投票する権利を与える株式のことです。
IPO価格はKHR2380です!!
建設業界からは初めての上場となるので今後に期待したいですね!!
DBD Engineering Plc. Webサイト
・事業について
DBDはカンボジアの配管システム(MEP)請負業者の中でもトップ4に入り、急成長しているカンボジアの建設セクターで大きな可能性を秘めた企業です。
また、MEP請負はDBDのプロジェクトの大部分を占めていて、2019年のプロジェクトの約80%がMEP請負で、約20%は土木およびその他のサービスでした。
請負うプロジェクトもマンション、ホテル、ショッピングモール、工場と多岐にわたります。
・製造工場:約50%
・マンション:約17%
・ショッピングモール:約17%
・ホテル:約17%
最近の請け負った大型プロジェクトを見ると、DBDがカンボジアの建設業者の中でも上位に君臨することがよくわかります。
・ハイネケンファクトリー(2016-2018)
・ボダイジュコンドミニアム(2017)
・チップモンモール(2019-2020)
・ノースパークコンド(2018-2019)
ハイネケンは言うまでもないですが、
ボダイジュに関しましては日系企業が施工主のコンドミニアムで有名ですね!!
また、チップモンモールに関しましてもカンボジアの大手財閥チップモングループの大型商業施設として有名です。
建設業界は2019年のGDPに35.7%貢献していて、カンボジアの経済成長の原動力になっていることは間違いありません。
そんな業界のリーディングカンパニーが上場することで、カンボジアの株式市場が盛り上がることを期待します!!
・財務諸表
通過の単位はUSD(米ドル)です。
ミリオンドル(MM)で表記されています。
・最後に
GDPの成長率は人口増加率に比例すると言われていることからも、カンボジアのGDPに貢献している建設業界の成長には期待して期待ですね!!
個人的に建設業、不動産業、IT関連銘柄の上場に期待していましたが、ついに建設業から上場企業が誕生したので嬉しい限りです。
さらに、growth board初の上場企業誕生をきっかけにカンボジア株式市場が今まで以上に活性化することを祈りたいと思います!!
PhsarHun
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ちなみに日本から郵送でカンボジアの銀行口座、証券口座の開設が可能なので興味のある方はこちらからご連絡お待ちしております!!
それではまた!!