カンボジア証券取引所(CSX)は最新のサービスの1つとして、2024年1月15日から株式市場の投資家やトレーダーがリエル(KHR)だけでなく米ドルで決済できる新しい仕組みを導入しました。
CSXによると、証券取引所が事前に公表している為替レートに基づいて取引を米ドルで決済できるという取り組みとのことです。
投資家はCSX Tradeモバイルアプリケーションを通じて「USD決済」タブを選択することで、この新しいUSD取引を実行できるようになります。
また、一般的な取引ルール、価格制限、ティックサイズ、およびその他の基準は、リエル(KHR)決済オプションを使用した取引と同じままになります。
CSX Trade
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今まではリエル(KHR)決済のみの取引だったので、カンボジア株の取引を控えていた投資家の方もいると思います。
しかし!!ついに米ドル決済が可能になりました!!!
この新しい取り組みは、カンボジアの株式市場と投資環境が変革期に入る中でより多くの投資家をCSXに引き付けることを目的としています。
実際に、CSX Tradeアプリを開くと米ドル決済の案内が来ていたので利用方法をレポートしていきます!!
米ドル決済の利用方法
アプリを開いたらチュートリアル画面が出てきたので、その画面を使いながらレポートしていきます!!
1. アプリを開いたら、右上の「order(注文)」をタップ。
2. Buy(購入)とSell(売却)のどちらかをタップ。
3. 右上にKHRとUSDの選択欄があるので希望の通貨をタップ。
4. ここに表示されている為替レートが利用されます。
5. USDを選択した場合、KHRの横にUSD価格が表示されます。
USDを選択した場合、このように表示されます。
残高確認ページでUSD欄が追加されていました。
最後に
2023年のCSXは史上最多の上場5社(2社は株式上場、3社は債券上場)で、株式と社債の上場総数は22社となりました。
まだまだカンボジア株式市場は黎明期と言えると思いますが、CSXは投資家を集めるために多くの新規施策とアップデートをおこなっています。
特にデジタル化には力を入れていて、11月にはオンライン取引口座開設プラットフォームも立ち上げ、投資家が営業時間内に即座に口座を開設できるようになりました。
今後、カンボジアが経済発展していくにつれてカンボジアの株式市場も注目を集めるようになると思いますので、早めに目をつけておくのがいいかもしれませんね!!
それではまた!!