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【カンボジア経済】一部の銀行が不動産分野への融資の不良債権化により危機に直面

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業界関係者によると、不動産分野に過剰なエクスポージャーを持つ王国の多くの商業銀行が危機に直面しているとクメールタイムズが報じました。
エクスポージャー:金融機関、企業が保有する金融資産のうち、市場の価格変動リスクや特定のリスクにさらされている金額や残高、その比率のこと

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業界関係者曰く、多くの銀行が不動産プロジェクトへの融資に関して「規律を欠いて」行動し、不良債権(NPL)比率を設定基準を超える水準に高めたとのことです。


カンボジアの有力銀行の上級マネジャーはクメール・タイムズに次のように語っています。
現在、危機が確実に迫ってきていて、2010年から2020年までの不良債権率は約2%であり安全な数値でしたが、過去10年間の不動産ブームにより、国内の多くの商業銀行は規律を放棄し、過剰な融資を行うようになりました。
そして、多くの銀行は不良債権が3.1%に上昇した2年前から危機を予見し始めているとのことです。


また、不動産部門が成長に戻ればこの危機は回避できると同氏は述べていますが、業界専門家らは中国経済の減速や世界的な経済不確実性の影響によりそれに懐疑的のようです。


一方で、すべての銀行が経営危機に陥っているわけではなく、不良債権の増加に本当に苦慮し、廃業の危機に瀕している銀行は5~4行に満たず、非常に少ないとのことなので、銀行全体が危機に直面しているわけではなく、危機は一部の銀行に限るというのが現状と述べています。


不動産業界の状況については、CBREカンボジアのマネージングディレクター、ローレンス・レノン氏によると、「短期間での在庫の大幅な増加と、パンデミックによる急速な景気減速による需要減少が加わり、2023年を通じてオフィス、マンション、郊外のセグメント全体で供給過剰の状態」であるとのことで、さらに、供給過剰により各セグメントの価格下落傾向が生じており、場合によっては30%も価格が下落しているとのことです。


ASEAN+3マクロ経済調査局のカンボジアに関する2023年年次協議報告書では「不動産セクターの低迷が長引くと金融危機につながり、特に規制のないシャドーバンキング活動を通じて金融セクターや経済全般に圧力がかかる可能性がある」としていて、不動産セクターの脆弱性を指摘しています。


CBREの2024年の不動産部門の予測を読みましたが、今年も不動産部門の課題は続いていくと予測されています。
一方で、製造業や農業、物流には明るい兆しがあり、カンボジア経済全体では成長を続けていくことが予測されています。


不動産の供給過剰は数年前から言われ続けています。
悪いものは淘汰され、良いものが選ばれるフェーズにあることは間違いないですね。
実際に需要にあった価格設定とサービスを含めた質が安定している物件はしっかりと稼働している印象です。
個人的な感想ですが、行き過ぎたものが調整され軌道修正されているように感じています。


カンボジア経済の成長に建設業と不動産業の成長は欠かせません。
今後も回復と成長に期待して、この業界に注目していきます!!


それではまた!!

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