カンボジア経済財務省が発表したカンボジア公的債務統計速報によると、カンボジア政府は2024年第1四半期時点で公的債務は総額110億9000万ドルであると発表しました。
カンボジアの公的債務総額は国内総生産の19%で、基準の40%を大きく下回っているため、債務危機のリスクは低いとのことです。
Cambodia’s total public debt stands at .09 bln as of Q1 - Khmer Times
The Cambodian government had a total public debt stock of .09 billion as of the first quarter (Q1) of 2024, according...
公的債務残高は米ドルが46%、SDR(特別引出権)が19%、人民元が11%、日本円が11%、ユーロが7%、現地通貨およびその他の通貨が6%となっていて、昨年末時点と比率は変わらない状態です。
また、2024年第1四半期に締結された融資は前年同期比で約71%減少したと付け加えた。
全体的に、すべての融資は極めて優遇されており、平均助成金要素は約40%とのことです。
同速報によると、カンボジアは今年第1四半期に開発パートナーに対し債務返済として1億8150万ドルを支払ったようです。
年月 | 公的債務総額 | 対GDP比 |
---|---|---|
2023年3月 | 102億3,000万ドル | 24.9% |
2023年6月 | 107億2000万ドル | 24.4% |
2023年9月 | 107億2000万ドル | 24.2% |
2023年12月 | 112億4000万ドル | 24.2% |
2024年3月 | 110億9000万ドル | 19% |
今年四半期に返済した分が減ったので、昨年末と比べると総額と債務対GDP比は減少しましたね。
リスクが低い状態はいいと思いますが、これからの経済成長には大きな資金が必要なので政府の動きに注目です。
それではまた!!