中国道路橋梁総公司(CRBC)は、プノンペン・シェムリアップ・ポイペト高速道路の実現可能性調査を完了し、現在、カンボジア政府に検討と評価のために提出する包括的な報告書を作成しているとのことです。
カンボジア公共事業運輸省(MPWT)は声明で、カンボジアの3番目の高速道路プロジェクトはプノンペン北部のウィンウィン大通り(Win-Win Boulevard)から始まり、タイと国境を接するバンテアイ・メアンチェイ州ポイペト市で終わると発表しました。
また、このプロジェクトは2つのフェーズに分かれており、第1フェーズはプノンペンからシェムリアップまで249kmに及び、予算は25億ドル。
第2フェーズのシェムリアップからポイペトまでの距離は151kmで、推定費用は17億ドルとされています。
同省のファン・リム報道官は、この重要な一歩は、地域の連結性を高め、経済成長を促進することを目指す高速道路プロジェクトの開発において重要な節目となると述べました。
また、プノンペン・シェムリアップ・ポイペト高速道路プロジェクトは大規模なもので、カンボジアの主要観光地やカンボジア・タイ国境までの交通状況、物資輸送、物流を改善しようとする政府の強い意志を反映していると同氏は語りました。
カンボジアでは現在、プノンペンからベトナム国境のバベットまでの高速道路を建設しています。
さらに今回のプノンペン・シェムリアップ・ポイペト高速道路の建設が行われれば、プノンペンを中心にベトナムとタイが高速道路でつながることになります!!
南部経済回廊とも呼ばれるこの導線が高速道路によってアップグレードされることで、物流や人の流れを円滑化してメコン地域の貿易を促すとともに、隣接する両国からの生産移管先としてのカンボジアの魅力を高めることが期待されます。
完成が楽しみです。
それではまた!!