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【カンボジア経済】リエル口座が必要!?リエル普及とデジタル決済促進のためにKHQRコード統一化へ

Bakong(バコン)
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カンボジア国立銀行(NBC)は、リエルの使用促進を目的として、共通のKHQRコードを導入し、リエルと米ドルの両通貨でデジタル決済が可能になる取り組みを発表しました。
現在は、クメールリエルと米ドルの取引にはそれぞれ別のQRコードをスキャンする必要がありますが、今後は一つの統一されたKHQRコードで両通貨の決済が可能になります。
この取り組みは、観光客を含む個人や商店にとって、デジタル決済をより簡便にすることを目的としています。


NBCは、地元の銀行やマイクロファイナンス機関に対し、米ドルのみの口座しか持たない顧客にも、リエル口座の開設を促すよう要請しています。
リエルの口座を持つことで、KHQRコードを使ったデジタル取引が可能となり、特に米ドル口座しかない人はKHQRでの支払いができなくなるため、リエルの普及が促進される見込みです。
また、国境を越えた決済システムの導入も進めており、カンボジア人は海外でもKHQRコードを使用してリエルと米ドルの決済が可能となります。


2020年に開始された「バコン」決済システムにより、スマートフォンを使用して銀行口座を持たないカンボジア人でも簡単にデジタル取引ができるようになりました。
NBCは、このシステムを拡大し、日本、インド、シンガポールなどの国々とも協力を進めています。
また、カンボジアは既に、タイ、ベトナム、ラオス、中国、韓国の5カ国と二国間越境QRコード決済で提携していて、リエルの利用促進とデジタル決済の利便性向上を図っています。
リエルを利用した取引件数は2024年上半期までに約7,550万件に達し、総額は約64兆9,000億リエルとなりました。
米ドルでの取引も活発で、取引件数は約9,980万件、総額は388億ドルに達しました。


リエル口座を持っていない人は新たな統一KHQRを使えないことになっていますが、各銀行が米ドル口座しか持っていない顧客に対して自動的にリエル口座を追加する対応をし始めていますね。
また、殆どの銀行がスマホアプリからすぐにリエル口座を開設することができるので、最初は少し混乱はあるかと思いますが、皆すぐに対応していくと思います。


中央銀行がリエルの流通量を増やすために力を入れていますね!カンボジア経済にとって大切なことなので頑張って欲しいです。
それではまた!!


参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501561150/nbc-plans-to-promote-riel-with-single-khqr/

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