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【カンボジア経済】政府が経済成長率予測を下方修正、カンボジア経済は大丈夫なのか?

ニュース速報
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カンボジア経済は今、大きな試練の中にあります。
経済財務省は2025年の経済成長率の見通しを、これまでの6.3%から5%へ下方修正しました。
理由は、米国による輸入関税が19%と高く設定されたこと、そしてタイとの国境沿いで続く武力紛争です。
どちらも輸出や投資に大きな影響を与えるため、慎重な予測になったのだと思います。


ただし、暗いニュースばかりではありません。
同省は工業分野が7.1%の成長を見込んでいるとしています。
特に衣料品産業は依然として強く、10.1%の成長が予測されています。
カンボジアの輸出を支えているのはやはり衣料品で、この分野が持ちこたえていることは安心材料です。
一方で、非衣料品製造業は6.9%にとどまる見込みで、国境紛争や関税の影響が重くのしかかっています。


僕が注目したのは、国境の緊張にもかかわらずサプライチェーン全体の混乱は限定的だという点です。
多くの企業が水路や航空輸送に切り替えているため、大規模な停滞は避けられているようです。
カンボジアの企業は意外と柔軟で、危機対応力があるのだなと感じました。


さらに、国立銀行も成長率を5.9%程度に下方修正しました。
以前は輸出やサービス業が経済を引っ張ると楽観的でしたが、現状を見ると現実的な数字に落ち着いたのでしょう。


全体としては厳しい状況ですが、それでも5%前後の成長を維持している点は評価できます。
多くの国が停滞に悩む中で、カンボジアはまだ前に進んでいる。
これからは単に安い労働力に頼るのではなく、産業の多様化や付加価値の高い製品づくりを進めることが、持続的な成長につながると考えています。


それではまた!!


参考記事:https://construction-property.com/ministry-of-economy-lowers-cambodias-growth-forecast-for-2025/

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