カンボジア商務省が発表した報告書によると、同国は2025年1月から10月までの10か月間に、5億280万ドル相当の自転車を海外へ輸出し、前年同期比で47.6%という大幅な増加を記録しました。
これは、自転車がカンボジアの主要輸出品の一つとして存在感を強めていることを示しています。
商務省のペン・ソビッチート国務長官は、カンボジア製自転車の主な輸出先として欧州連合(EU)、英国、米国、カナダなどを挙げ、これらの市場で安定した需要が続いていると説明しました。
また、自転車は衣類、靴、旅行用品、自動車タイヤといった工業製品に加え、米やゴム、カシューナッツ、バナナ、マンゴー、リュウガンといった農産物と並ぶ重要な輸出産業になっていると述べています。
プノンペン王立大学の講師トン・メンダビッド氏も、自転車輸出の伸びはカンボジア製造業の力強さと世界的な需要の高まりを反映していると分析しています。
同氏によれば、特にバベット市の経済特別区(SEZ)にある自転車工場が安定して稼働していること、サプライチェーンへのアクセスが改善してきたこと、そしてEU市場を中心とした受注の増加が成長の原動力になっているといいます。
さらに、この傾向が続けば、カンボジアはこれまでの輸出記録を更新する可能性が高く、自転車生産における競争力のある地域拠点としての地位がより強固になるだろうと指摘しています。
カンボジアにとって自転車産業は輸出拡大をけん引する重要分野として期待されており、今後も成長が続く見通しです。
新たな輸出主力商品が成長していくのはとてもいいことですね!!
衣料品の製造だけでなく、少しずつ付加価値の高い製品の製造に移行していっているので、今後のカンボジア製造業界に期待です。
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501794591/cambodias-bicycle-export-up-47-6-pct-in-1st-10-months-of-2025/
【カンボジア経済】自転車が主要輸出品に浮上!!カンボジア製造業の勢い加速へ
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