カンボジア王国政府は、国民が安心して住める住宅を増やすため、「社会住宅および手頃な価格の住宅開発政策」の新しい草案をまとめています。
この取り組みは経済財務省が中心となって進めており、これまでの住宅政策を見直し、より現実に合った、持続可能な制度にすることが目的です。
2025年12月22日には、副首相兼経済財政大臣のアウン・ポーンモニロット閣下が議長を務める会議で、この政策の方向性が確認されました。
新しい政策の柱は、大きく二つあります。
一つ目は、低所得者や中間層、社会的に弱い立場にある人々に向けて、安全で質が高く、交通の便も良い住宅を提供することです。住宅は「購入」だけでなく、学生や工場労働者、地方から都市へ移り住む人などのために「賃貸住宅」も重視しています。
二つ目は、無秩序な都市拡大を防ぎ、計画的で住みやすい街づくりを国全体で進めることです。
そのために、政策草案には四つの新しい工夫が盛り込まれました。
①社会住宅と賃貸住宅を正式に制度に組み込み、政府だけでなく民間企業や支援団体も参加しやすくすること
②住宅開発のための資金や優遇制度を増やすこと
③支援対象の条件を現在の経済状況に合わせて見直すこと
④申請手続きを簡単にして事業を進めやすくすること
政府は今後、内容をさらに整えたうえで、正式な承認を目指しています。
以前記事にしましたが、中間層(世帯収入$900〜$1200/月)のための住宅の供給が少なく、毎年増加する需要に応えることができていないのが今の現状です。
一方で、高級住宅の供給は多いものの、中間層の手に届かないこともあり思うように販売ができていないプロジェクトも多々あるようです。
今後は、政府の補助や金融機関との連携によって、手頃な住宅の開発が増えていくかもしれません。
国内の中堅ディベロッパーにはチャンスかもしれませんね!!
それではまた!!
参考記事:https://construction-property.com/cambodia-enhances-affordable-housing-policy-with-four-new-strategic-pillars/


