カンボジアのシアヌークビル自治港(PAS)と中小企業団体FASMECは、国内中小企業の輸出競争力を高めるため、物流コストの削減や港湾サービスの利用促進に向けた協力覚書(MoU)を締結しました。輸出手続きの効率化や港湾サービスへのアクセス改善を通じ、カンボジア製品の海外市場への展開を後押しします。
■ 発表の概要
9月17日、PASとカンボジア中小企業団体連合会(FASMEC)が、中小企業の港湾利用や事業発展を支援するためのMoUを締結しました。
協力の主な目的は、輸出入手続きの円滑化、貨物取り扱いの効率化、港湾サービスへのアクセス改善などです。両者は、SMEが抱える輸送・物流コストの負担を軽減し、カンボジア製品をより競争力のある価格で海外市場へ届けられる環境づくりを目指します。
■ 背景
カンボジアの中小企業にとって、輸送費や物流費は輸出拡大を妨げる要因の一つとなっています。特に国際市場で周辺国の企業と競争するには、製造コストだけでなく、貨物の保管や港湾手続きなどを含めた物流全体の効率化が重要です。
シアヌークビル港は、カンボジアの海上貿易を支える主要な国際港です。PASはコンテナ取扱能力の拡大も進めており、350メートルのコンテナターミナルを建設中で、2027年3月の完成を予定しています。さらに、400メートルの第2ターミナル、430メートルの第3ターミナルも計画されています。
■ 今後の見通し
今回の協力では、単純な港湾料金の値下げだけでなく、SMEがPASのサービスを効率的に利用できるよう、手続きや貨物処理に関する情報提供も進められます。
港湾インフラの拡張とSME向けの利用環境改善が同時に進めば、カンボジア企業にとって輸出のハードルが下がり、農産物や加工品など「Made in Cambodia」製品の海外展開を後押しする可能性があります。今後は、こうした取り組みが実際の物流費や輸出手続きの短縮にどの程度つながるかが注目されます。
それではまた!!
※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/502028668/pas-fasmec-team-up-to-lower-shipping-costs/




