政府はカンボジア国内にさらに最大100万戸の持続可能で手頃な価格の住宅を建設するよう奨励しているとクメールタイムズが報じました。
この政策は、国土管理都市計画建設省の住宅総局長であるBenghong SocheatKhemro氏によるウェビナーで議論されました。
このウェビナーでは、政府が手頃な価格の住宅を開発する計画をしている企業の源泉徴収税、所得税、付加価値税(VAT)の削減など、さまざまな免税やインセンティブを検討していると発表されました。
また、道路、上下水道、排水、下水道への接続などの十分なインフラを整備するために必要な基盤を政府は提供するとのことです。
手頃な価格の住宅としての基準は、カンボジア国民の現在の平均収入に基づく手頃な価格の住宅の普遍的な定義に従って、1ユニットあたりの費用は約3万ドルと設定されています。
カンボジア不動産協会の会長であるKheang Puthy氏は、市民が購入できる住宅を作る上でのハードルとして住宅ローンの高金利と価格設定を指摘しました。
国内の住宅ローンの現在の金利は平均8%であり、現在の金利では毎月の住宅ローンの返済費用は平均でおよそ250ドルから300ドルであり、衣料品労働者が購入するには高すぎるという現状です。
SalaryExplorerによって提供された2021年のデータによると、カンボジアの平均賃金の中央値は月額約812ドルですが、人口の25%は月額490ドル未満しか稼いでいません。
また、政府は縫製労働者の最低賃金を月額192ドルに設定しています。
新型コロナウイルスの流行前は住宅ローンの整備が進んでいたカンボジアですが、パンデミックによる経済混乱により停滞していました。
しかし、この発表が内需向けの不動産を多く市場に出すキッカケとなれば、状況は好転していくと思います!!
これからのカンボジア不動産の復活に期待したいですね!!
それではまた!!