プレア・シアヌーク州政府は、2019年のオンラインギャンブル禁止と新型コロナウイルスの流行によって引き起こされた沿岸部の都市にある約400の未完成のままの建物に関する問題に引き続き取り組んでいるとのことです。
この問題を解決するために政府が発表したパッケージを推進するための行動計画について議論するための省庁間機関会議が最近開催されました。
会議に詳しい関係者によると、ほとんどの建物はプロジェクト所有者と開発業者の間で法的に争われているため、法廷外での和解策としてこのパッケージに含まれるインセンティブを利用することが奨励されているとのことです。
また、未完成の建設にはそれぞれ特有の問題があり単一の行動計画は役に立たたず、是正措置を効果的に実施するためには、関連する問題に基づいて個別の行動計画を策定する必要があることが会議にて合意されたようです。
州知事のコウチ・チャムロウン氏はメディアに対し、シアヌークビルでは600棟以上の建物が完成したが、約400棟が立ち往生していると語っています。
チャムロウン氏はまた、投資家のほとんどが海外にいるため、危機解決の期限を定めるのは不可能だとも述べています。
副知事のディマンシュ氏は、これらの建物のほとんどが建設許可を取得しておらず、建物の中には適切な排水システムがないものもあることから取り壊す必要があると述べています。
観光において未完成のまま放置された建物は目障りになるとして、この問題の解決に向けた動きは今年初めから加速しています。
また、シアヌークビルは東南アジアの主要な経済圏、および地域および世界の生産チェーンにサービスを提供する高度な工業地帯になることを目指しているため、市の人口は現在の30万人から100万人に増加すると予想されていることからも、この問題の解決が急がれます。
プノンペンとシアヌークビルを繋ぐ高速道路もオープンして、この地域は貿易と観光の促進が期待されています!!
中国化や未完成状態の建物の多さから印象が悪くなっていますが、間違いなくこれからのカンボジアの発展には欠かせない地域ですので、これらの建築フロジェクトが生まれ変わってくれることを期待します。
それではまた!!