カンボジアの銀行・金融業界は2024年上半期、融資と預金の両方で緩やかな成長を続けたと、カンボジア国立銀行(NBC)が発表した半期報告書で述べられました。
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2024年上半期の報告書の内容
項目 | 結果 |
---|---|
融資残高 | 前年同期比2.6%増の589億ドル |
顧客預金 | 前年同期比13.4%増の519億ドル |
銀行不良債権率 | 6.8%(2023年上半期4%) |
マイクロファイナンス不良債権率 | 8.3%(2023年上半期3.3%) |
銀行・金融システムの流動資産 | 前年同期比6.1%増加の883億ドル |
報告書によると、カンボジアには全国に59の商業銀行、9つの専門銀行、87のマイクロファイナンス機関、115の農村信用機関があり、預金口座は2,130万、信用口座は400万あるそうです。
融資は貿易、住宅、建設・不動産、農業、ホテル・レストラン、製造業など主要分野を対象としているとのことです。
NBCのチア・セレイ総裁は、短期・中期的にはカンボジア経済は製造業と観光業の牽引により「高成長」で回復すると予想されると述べました。
不良債権比率の増加がかなり気になるところですね。
最近は金融機関が不良債権の回収のために担保の不動産の売却に追われているような話を聞きます。
また、不良債権の担保物件情報を少し見たことがありますが、そこまで割安感がないなと思った記憶があります。
銀行・金融業界の成長は非常に重要ですので、足踏みせずに成長していってほしいですね。
それではまた!!