給与、宿泊施設、税金、労働法、生活費、福利厚生、そして生活の質に関するデータを提供する有名な組織であるECAインターナショナルが発行した最新の給与動向レポートによると、カンボジアの実質給与は来年2.2%増加すると予想されています。
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実質給与はインフレに合わせて数値を調整して計算されます。
名目賃金上昇率からインフレ率を差し引いた平均実質賃金上昇率がアジアでは2.2%増加するとされ、アジア太平洋地域の労働者が2024年に最大の実質賃金上昇率を得ると予測されています。
※世界平均は1%増加
2024年実質給与増加予想ランキング(アジア太平洋地域)
順位 | 国 | 実質給与増加予測(%) |
---|---|---|
1 | インド | 5.1 |
2 | インドネシア | 4.3 |
3 | 中国 | 4.1 |
4 | ベトナム | 3.6 |
5 | タイ | 3.4 |
6 | 台湾 | 2.5 |
7 | フィリピン | 2.3 |
7 | マレーシア | 2.3 |
7 | マカオ | 2.3 |
10 | 韓国 | 2.2 |
10 | カンボジア | 2.2 |
カンボジアはASEAN内で6位ですね。
カンボジアでは公共部門の賃金は民間部門よりも18.8%高いのですが、今後数年間で民間部門が急速に拡大することでこの状況は変わり、民間部門の給与は大幅に増加すると言われています。
その中でも、観光産業の主要な柱の一つであるホスピタリティ産業は、深刻な人材不足に直面しており、観光産業の成長も寄与して、この部門の給与は来年で少なくとも10%以上増加すると予想されています。
今年9月初旬にフン・マネット首相は繊維、アパレル、履物、旅行用品の労働者の最低月給を4ドル引き上げ、平均月給を204ドルにすると発表しました。
ここ10年でこの最低賃金も倍になって、生活が少しずつ豊かになり始めてきたと思います。
これからのカンボジアの経済成長に期待です。
それではまた!!