2024年1月8日に、カンボジアで初となる暗号資産取引所(仮想通貨取引所)のオープンが発表され、カンボジア金融において新たな歴史が始まりました。
暗号資産に対して比較的厳しい姿勢をとっていたカンボジアですので、このビックニュースに投資家たちはカンボジア国立銀行だけでなく政府の仮想通貨などのデジタル資産に対するスタンスに混乱しているようですね。
国内の大手銀行の上級幹部はクメール・タイムズのインタビューで次のように述べています。
・バイナンスを含むすべての主要なデジタル資産取引所で既に投資をしているカンボジア人が多数いる。
・国内初のデジタル資産取引所の開設で顧客はかなり驚いている。
・NBCやその他の関係政府当局からのデジタル資産の扱いに関するガイドラインを待っている。
カンボジアらしいですね!!
大手銀行の幹部にすらまだガイドラインが届いていない状況のようです。
ローンチファーストってやつですね。
カンボジアにバイナンスが進出してきて規制を作る支援をしてから約1.5年の早さで取引所ができたので、関係各所大急ぎだったことが予想できます。
米国証券取引委員会(SEC)が仮想通貨業界にとって大きな変革となるビットコインの価格に連動する上場投資信託(ETF)を承認したニュースがありましたが、カンボジアを含め世界的に暗号資産への見方がいい方に変わってくるのは間違いなさそうです!!
政府には、とりあえず税金の部分のガイドラインを早く発表してほしいですね。
現時点ではカンボジアに個人に対するキャピタルゲイン税の徴収はないですが、2025年1月からは徴収を開始予定です。
株や不動産と同様にキャピタルゲイン税(20%)にデジタル資産も含まれるのか?
それとも違う枠で徴税するのか?
もしくは無税か?
注目ですね!!
それではまた!!