カンボジアではBakong(バコン)というブロックチェーン技術を用いて開発された中央銀行が発行するデジタル通貨を用いた決済サービスの普及が急速に拡大しています。
現時点で、このバコンの使用率はカンボジアで65%にも達すると言われています。
また、カンボジア人の10.6%がデジタル資産ユーザーであるとされていて、世界平均の6.8%をはるかに上回り、シンガポール(11.1%)と同等とされているようです。
カンボジアでは現在、RGXという仮想通貨取引所はあるものの、中央銀行が規制をしている関係で暗号資産取引所が「デジタル通貨⇄現金」の決済サービスを行うことができません。
言い換えると、銀行、マイクロファイナンスなどの金融機関はデジタル通貨(仮想通貨)を決済した現金の受け取りが禁止されている状態です。
このような状態のカンボジアですが、クメールタイムズの記事に気になることが掲載されていました。
NBC中央銀行業務担当副局長兼決済システム部門長のOuk Sarat氏は、「現在の環境、特にデジタル経済における安全なイノベーションの促進に対応して、NBCは現在、商業銀行とPSIが暗号資産および関連商品に関する一部の活動を行うことを許可される条件、および暗号資産サービスプロバイダー(CASP)が決済および送金サービスを行うことを許可される条件を決定するための省令を起草している」と述べた。
引用元:KHMER TIMES 翻訳:Google翻訳
“これはまだ草案であり、カンボジア国立銀行(NBC)は、これらのデジタル資産が銀行システムの安定性に及ぼすリスクについて依然として懸念を抱いている”とも述べているようですが、カンボジアの暗号通貨解禁に向けて動き始めていることは間違いなさそうです。
世界的な暗号資産取引所のバイナンスがカンボジア暗号資産業界の支援に入ったことで、風向きが変わったことは間違い無いです。
その最大の功績が、カンボジア初の暗号資産取引所であるRGXのオープンですね!!
また、タイで有名な取引所であるBitkubもカンボジアに進出してきたこともあり、これから規制緩和に向けて大きな進展があるのでは?と予想しています。
とにかく、カンボジア暗号資産関係の情報には目を光らせていきますので、ぜひ当ブログをブックマークでもしておいてください!!
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