【カンボジア経済】輸入国から輸出国に！！セメント産業で自立と輸出を実現

カンボジアのフン・マネット首相は、同国がこれまでのセメント輸入国から輸出国へと成長を遂げたことに誇りを示しました。
首相は、コンポンスプー州で行われたコンチKTセメントの新工場開所式で演説し、2007年以前はタイやベトナム、インドネシア、フィリピンからの輸入に依存していたことを振り返りました。


現在、カンボジアには国内需要を完全にまかなえる6つのセメント工場が稼働しており、2024年にはタイに3万トン以上のセメントを輸出しました。
これらの工場には、「カンポット・セメント」「カンボジア・セメント・チャクレイ・ティン」「チップモン・インシー・セメント」「バッタンバン・コンチ・セメント」「タイ・ブンロン・セメント」そして新設の「コンチKTセメント」が含まれ、総投資額は約11億1,000万ドル、年間の生産能力は約1,100万トンに達します。


また、鉱山エネルギー省のケオ・ロタナック大臣によると、現在カンポット州、バッタンバン州、クラティエ州で3つの新しいセメント工場が建設中で、これにより年間約500万トンの生産能力が追加される見通しです。


フン・マネット首相は、鉱山エネルギー省と業界団体に対して、輸出市場の拡大に向けた取り組みを強化するよう求めました。
さらに、競争の健全性を保ち、事業の過剰参入によるリスクを回避するために、新規セメント工場のライセンス発行について慎重な検討を行うよう提案しました。


今まで輸入に頼っていたものが、自国で生産できるようになるというのは大きな成長を感じます。
特に、これからのインフラ整備にはセメントは欠かせないものですので、国内需要を国内生産で賄える状態にあるのは素晴らしいことだと思います！！
セメント以外にも期待したいですね！！


それではまた！！


参考記事：https://www.khmertimeskh.com/501687170/cambodia-transforms-from-cement-importer-to-exporter/