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【カンボジア経済】中小企業の資金調達に新たな選択肢、信用スコアが低くても担保なしで調達可能に

解説記事
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カンボジアでは、信用情報機関CBCの信用スコアが低い中小企業でも、担保を提供せずに資金を調達できる選択肢が広がっています。2026年10月にプノンペンで開催された中小企業向け金融フォーラムでは、政府関係者が銀行融資以外の資金調達手段として、株式や社債の発行を活用する重要性を強調しました。

■ 発表の概要

10月27~28日に開催された「2026年第1回中小零細企業向け金融全国フォーラム」で、アウン・ポーンモニロット副首相兼経済財政相は、中小企業が資金を確保するための複数の選択肢について説明しました。

その一つが、カンボジア証券取引所(CSX)の中小企業向け市場「グロース・ボード」です。同市場では、一定の資本金や収益実績などの条件を満たす企業が株式を上場し、投資家から資金を調達できます。

副首相によると、これまでに3社が同市場に上場し、合計約1,400万ドルを調達しました。資金調達の方法には、株式の発行による出資の受け入れと、社債などの債券発行による借り入れがあります。

■ 背景

カンボジアの中小企業は、担保となる不動産や十分な会計資料を持たないケースが多く、銀行融資を受けにくい状況にあります。さらに、新型コロナウイルスの流行による経営悪化で、CBCの信用スコアが低下した企業も少なくありません。

カンボジア中小企業団体連盟(FASMEC)のテ・タインポー会長は、コロナ禍で中小企業の70%超が融資を返済できなくなったと説明し、カンボジア国立銀行や経済財政省に対して、一部の金融措置を緩和するよう要請していることを明らかにしました。

こうした状況を受け、政府は銀行融資だけに依存しない資金調達環境の整備を進めています。企業の事業計画や経営の透明性、収益力を示すことで、担保がなくても投資家から資金を集められる仕組みを広げる狙いがあります。

■ 今後の見通し

今後は、CSXのグロース・ボードへの上場企業が増えるかどうかが注目されます。株式や社債による資金調達は、担保やCBCスコアに左右されにくい選択肢となる一方、企業には財務情報の開示や適切な経営管理、投資家への説明責任が求められます。

また、政府は中小企業支援を担う8つの機関や民間金融機関との連携を進めています。信用保証制度や専門金融機関による融資支援と、証券市場を通じた資金調達を組み合わせることで、中小企業の成長を後押しできるかが課題となります。

担保や信用スコアの問題で資金調達が難しかった企業にとって、選択肢が広がる可能性があります。ただし、すべての企業が無条件で融資や投資を受けられるわけではなく、事業の健全性や将来性を示すことが重要になります。

それではまた!!

※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/502048248/smes-can-now-secure-loans-with-low-cbc-scores-without-collateral/

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