カンボジアの住宅市場に回復の兆しが見え始めています。カンボジア国立銀行(NBC)が公表した住宅価格指数(RPPI)によると、2026年5月の住宅価格は前月比1.19%上昇し、数か月続いていた下落傾向から反転しました。戸建て住宅やコンドミニアム市場では、実需を中心とした需要回復や政府による不動産支援策が市場を下支えしているとみられています。
■ 発表の概要
NBCによる住宅価格指数では、2026年5月の住宅価格は前月比1.19%上昇しました。住宅価格が前月を上回るのは久しぶりで、市場では価格下落に歯止めがかかる動きとして注目されています。
市場関係者は、住宅ローン需要の持ち直しや実需層による購入が価格回復を支えたと分析しています。また、政府による住宅取得支援策や不動産取引活性化策も、市場心理の改善につながっているとみられます。
■ 背景
カンボジアの不動産市場は、新型コロナ禍後の供給過剰や外国人投資の減少、世界経済の減速などを背景に、ここ数年は調整局面が続いていました。特に高級コンドミニアム市場では販売ペースが鈍化し、価格にも下押し圧力がかかっていました。
一方で、政府は住宅市場の回復を後押しするため、21万ドル以下の住宅に対する所有権移転税(4%)の免除など税制優遇措置を継続しています。こうした政策により、中価格帯住宅を中心に取引が徐々に活発化しており、市場には改善の兆しが見え始めています。
■ 今後の見通し
今回の価格上昇は市場回復への前向きな材料と受け止められていますが、市場関係者は本格的な回復を判断するには今後数か月の動向を見極める必要があるとしています。外国直接投資(FDI)の拡大や製造業の成長、新テチョ国際空港の開港などが住宅需要を押し上げる要因になることが期待されています。
あくまでも目安ではありますが、住宅価格が上昇したのはカンボジア経済にとってはいいことだと思います。特にコンドミニアムの価値判断は個別性が強いと思いますので、投資を検討されている方はしっかりと情報を集めることをお勧めします。
それではまた!!
※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501990591/cambodia-residential-property-prices-rebound-1-2-in-may/




