カンボジアの中国向けコメ輸出が、2026年1〜4月に前年同期比83%増と大幅に拡大したことが明らかになりました。中国市場での需要拡大に加え、中国・カンボジア自由貿易協定(CCFTA)やRCEP(地域的包括的経済連携協定)の効果が輸出拡大を後押ししているとみられています。農業分野はカンボジア経済を支える重要産業の一つであり、輸出成長への期待が高まっています。
■ 発表の概要
カンボジア米連盟(CRF)によると、2026年1〜4月の中国向け精米輸出量は12万9,332トンとなり、前年同期比で83%増加しました。輸出額は7,588万ドルに達しています。中国は現在、カンボジア産コメの最大級の輸出市場となっており、全体輸出量の約28%を占めています。中国の王文天駐カンボジア大使は、RCEPとCCFTAがカンボジア農産物輸出拡大に大きく寄与しているとの認識を示しました。
■ 背景
カンボジア政府は近年、農産物輸出拡大を重要政策として進めており、中国市場との関係強化を進めています。2025年には、中国向け精米輸出枠が従来の40万トンから50万トンへ拡大されました。これにより、カンボジア産コメの輸出機会がさらに広がっています。また、中国市場では高品質な香り米への需要が高く、カンボジア米のブランド価値向上も輸出増加の一因とみられています。
■ 今後の見通し
中国向け輸出拡大が続けば、カンボジア農業分野の外貨獲得や農家収入改善につながる可能性があります。政府と業界団体は今後も品質管理や物流改善を進め、中国以外の市場開拓も強化する方針です。一方で、世界的な物流コストや気候変動による農業生産への影響は引き続き課題となっています。市場関係者の間では、FTAを活用した農産物輸出戦略が今後の成長を左右するとの見方が出ています。
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※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501898429/cambodias-rice-exports-to-china-surge-83-in-four-months/

