カンボジア国立銀行(NBC)は、決済サービス事業者Tian Xu International Technology Plcのライセンスを取り消しました。NBCは2026年8月3日に取り消しを決定し、9月10日に通知を公表しました。今後は監査・会計事務所が清算手続きを監督し、同社の顧客への資金返還などを進める予定です。
■ 発表の概要
Tian Xu International Technologyは、2024年5月27日に登録された決済サービス事業者です。同社はこれまで「Cool Cash」というサービスを展開し、現金の引き出しや入金、送金などのサービスを提供していました。
NBCは今回、同社の決済サービス事業者ライセンスを取り消しました。NBCの通知では、具体的な取消理由について詳細は明らかにされていませんが、清算手続きを監督するため、Morrisonkak MKAが監査・会計事務所として指名されています。顧客への返金対応も清算手続きの一環として進められます。
■ 背景
Tian Xuをめぐっては、英国政府が2026年3月26日に制裁を科しています。英国政府は、同社がPrince Groupとの関係を持ち、カンボジアで強制労働を伴うオンライン詐欺拠点と関連する金融サービスや、不正な暗号資産ネットワークに関与していると判断しました。
また、同社は2026年7月、Cool Cashの利用者に対して、口座に残っている資金について支払請求フォームを提出し、口座を閉鎖するよう呼びかけていました。今回のライセンス取消は、こうした動きを経たものとなります。
■ 今後の見通し
今回の措置では、ライセンスの取消だけでなく、清算手続きと顧客への資金返還が進められる点が重要です。利用者にとっては、自身の資金が適切に確認され、返還されるかが今後の焦点となります。
NBCは近年、金融機関に対する監督を強化しており、2026年には複数の銀行についてもライセンス取消を行っています。今回のTian Xuへの対応も、金融・決済分野における規制遵守や金融システムの健全性を重視する姿勢の一環とみられます。
それではまた!!
※本記事は海外報道および公表資料を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/502023783/nbc-revokes-tian-xu-payment-service-licence/




