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【カンボジア金融】利用している銀行の状況は?主要銀行の不良債権率をまとめてみた

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カンボジアの観光業は新型コロナウイルスのパンデミックで大きな打撃を受け、多くの中小企業が銀行融資の返済に苦しむ状況となりました。
これに対し、カンボジア中央銀行(NBC)は、観光、建設、運輸、物流など特定の分野への融資再編成を認め、銀行は猶予期間中に融資を不良債権(NPL)として分類する必要がない措置を取りました。

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NBCの報告書によると、観光部門への再編融資は約4億3700万ドル、建設部門は約4億2200万ドル、運輸・物流部門は約9100万ドル、衣料部門は約4800万ドル、その他部門は約13億ドルでした。


不良債権(NPL)は2023年12月の26億ドルから2024年5月には31億9000万ドルに増加し、銀行業界の不良債権率は5.4%、マイクロファイナンス部門は6.7%に達しました。
また、30日以上未払いのローンが2023年12月の34億4,000万ドルから2024年5月には28%増加して43億9,000万ドルとなり、ローンの不履行が増えるとみられています。
不履行に陥る可能性のあるローンの大半は銀行業界のもので、不履行に陥る可能性のあるこれらのローンは、2024年5月には銀行業界のローン残高の約7.69%を占め、2023年12月の6.04%から増加しているとのことです。


S&Pグローバルのアナリストは、今後さらに不良債権が増加すると予測しており、特に建設と不動産部門が高リスクとされています。この状況により、カンボジアの銀行の収益性は今後も圧迫される見通しです。
参考までに、2024年上半期のカンボジアの銀行・金融業界の状況はこの記事でまとめています。



さて、不良債権についてですが、2023年12月時点のデータが中央銀行のサイトで公開されているので、融資額が多い上位5行と日本人に馴染みのある銀行の数字を見ていきたいと思います。


融資額TOP5                                

銀行名融資額
(2023年)
不良債権率
(2023年)
融資額
(2022年)
不良債権率
(2022年)
ABA銀行31,612,2754.3%26,780,3023.1%
ACLEDA銀行26,641,3316.0%25,889,6352.7%
KB Prasac銀行207890504.1%
Canadia銀行19,865,6735.3%19,745,6954.1%
Sathapana銀行8,952,0267.8%8,684,0574.9%
融資額:millions of KHR
※合併によりKB Prasac銀行の2022年のデータは無し


その他日本人に馴染みのある銀行

銀行名融資額
(2023年)
不良債権率
(2023年)
融資額
(2023年)
不良債権率
(2022年)
SBI Ly Hour銀行2,954,9802.4%2,743,2391.7%
PPC銀行3,373,0039.5%3,183,1805.1%
J Trust Royal銀行3,690,9087.4%3,775,7432.4%
Hattha銀行6,424,46414.5%8,040,9482.2%



不良債権率だけで銀行の良し悪しは判断できないので、あくまでも参考までに見ていただければと思います。
この数字だけ見ると、不良債権率の上昇率を抑えつつ、この状況下で融資額も伸ばしているABA銀行に目がいきますね。


ちなみに、2023年12月時点でカンボジアの商業銀行の中でダントツで不良債権率が高いのが、Heng He (Cambodia) Commercial Bank Plc.で不良債権率は29.3%です。
2022年の不良債権率が3.5%でしたので、とんでもない上昇を見せいていますね。


それではまた!!

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