カンボジアってものすごく物価が安いイメージがあると思いますが、首都プノンペンに住んでみたり旅行に来てみたりすると、決して物価が安いとは感じないと思います。
もちろん、ローカルマーケットで買い物をしたり、ローカルアパートメントに住めばプノンペンでも日本と比べて生活費はかなり安く済みますし、プノンペン以外の地域で生活する場合も日本と比べて物価は安いと思います。
しかし、カンボジアの物価は安い!!物価は1/10くらいだろう!!という感覚のままカンボジアの首都プノンペンに来ると、想像と現実のギャップに驚いてしまうと思うので、旅行や移住の前にこの記事を読んでおいてもらえればと思います。
東南アジアの主要都市との物価比較
最近、MUNBEOというサイトに出会いまして、このサイトはユーザーの口コミによって世界のあらゆる都市の物価や治安、不動産価格などの生活情報が集まるオンラインデータベースです。
MUNBEOから東南アジアの主要都市に絞って物価や家賃などの指数を抽出してみました。
順位は生活費指数でソートしていますが、プノンペンはなんと、タイバンコクに次いで3位になっています。
順位 | 都市 | 生活費指数 | 家賃指数 | 生活費プラス家賃指数 | 食料品インデックス | レストラン価格指数 | 地域購買力指数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | シンガポール シンガポール | 85.5 | 78.8 | 82.3 | 77.3 | 58.5 | 90.8 |
2 | バンコク タイ | 44.4 | 18.7 | 32.1 | 47.0 | 22.8 | 28.8 |
3 | プノンペン カンボジア | 42.7 | 13.8 | 28.9 | 44.3 | 27.4 | 16.0 |
4 | ケソンシティ フィリピン | 41.2 | 10.6 | 26.5 | 41.4 | 20.7 | 26.6 |
5 | プーケット タイ | 40.1 | 21.7 | 31.3 | 41.1 | 26.8 | 25.1 |
6 | パタヤ タイ | 39.3 | 12.6 | 26.5 | 45.9 | 23.5 | 26.3 |
7 | セブ島 フィリピン | 39.1 | 9.6 | 25.0 | 42.6 | 20.8 | 18.6 |
8 | マニラ フィリピン | 39.1 | 16.1 | 28.1 | 40.3 | 24.3 | 26.0 |
9 | ダバオ フィリピン | 37.1 | 7.4 | 22.9 | 36.0 | 20.3 | 26.6 |
10 | クアラルンプール マレーシア | 36.1 | 12.2 | 24.7 | 40.9 | 23.8 | 68.5 |
11 | チェンマイ タイ | 33.7 | 9.6 | 22.2 | 39.2 | 15.8 | 34.4 |
12 | ホーチミン ベトナム | 33.7 | 14.0 | 24.3 | 36.5 | 18.3 | 27.4 |
13 | ジャカルタ インドネシア | 33.2 | 13.6 | 23.8 | 37.0 | 18.5 | 29.8 |
14 | ペナン マレーシア | 33.1 | 10.3 | 22.2 | 39.8 | 19.9 | 65.9 |
15 | ハノイ ベトナム | 33.1 | 11.3 | 22.6 | 35.6 | 16.6 | 33.7 |
16 | ジョホールバルマレーシア | 32.9 | 7.1 | 20.5 | 40.0 | 19.0 | 56.1 |
※このウェブサイトで提供される生活費指数はニューヨーク市(NYC)との相対的なものであり、ニューヨーク市を基準指数100%として各都市の数値が算出されています。
引用元:NUMBEO
あくまでもユーザーの口コミからの評価という点と数値が頻繁に変わることに注意が必要ですが、実際に生活していても日本の生活基準をプノンペンで維持しようと考えたら上の表の通り意外とお金が掛かるという印象です。
皆さんの印象だとカンボジアの物価は日本の1/10や1/5というイメージがあるかと思いますが、特に首都プノンペン(特に中心部)においてはそのイメージはもう通用しないというのが現実です。
ちなみに東京のデータはこちらです。
生活費を抑えたいと考えている方は、プノンペンではなくその他地域の移住がいいかもしれませんね。
リアルな生活費
リアルな生活費の記事を以前書いたことがあります。
2020年頃に書いた記事なので、あくまでも参考までにという感じです。
また、ライターのジマさんが生活費に関しての記事を書いてくれているので、こらも参考にしてみてください。
【結論】家賃こみでプノンペンで一人暮らしをするためには$500〜$750はかかりそうです。
現地に溶け込もうと思えば、$200程度〜でも生活は可能だと思います!!
最後に
プノンペンは局地的に物価が高いという面もあると思うので、この数値がカンボジアのスタンダードではないということは頭に入れておいてください。
僕自身、国内旅行をしていて地方はプノンペンよりも物価が安いというのを肌で感じています。
特に家賃に関しては大きな乖離があると思います。
旅行や移住では物価が高いのはネガティブにとらえられるかもしれませんが、カンボジアの住みやすさやビザの取りやすさ、自然や観光地の魅力など考えると総合評価は高いと感じています。
是非一度は訪れて欲しいところです!!
リピート間違いなしです!!
また、ビジネスや投資目線で考えれば、この物価が成り立っている首都プノンペンには大きなチャンスがあるのかもしれません!!
それではまた!!