最近の調査によると、カンボジアでは今年、経済成長と若くハイテクに精通した人口の増加により、消費者動向が急速に変化しています。
一方で、一部の消費者は将来の経済に懸念を抱き、必需品以外の支出を控えて借金を返済したり貯蓄を増やしたりしているようです。
この調査はプノンペンのコンフルエンス社とスタンダード・インサイツ社によって行われ、「2024年消費者レポート」として発表されました。
カンボジアで行われたこの調査は、500人以上の回答者を対象に、主要な消費傾向や経済に対する楽観度、現在の課題を明らかにしました。
調査によると、60%の回答者がカンボジア経済に自信を持ち、そのうち40%が新興投資分野に特に自信を持っています。
その背景には、2023年にはGDPが5.8%増加し、外国直接投資が49億2000万ドルに達するなど、経済の成長が顕著であることが挙げられています。
一方で、18歳から34歳の若い層は将来の経済に対して悲観的な見方を示しているという現状です。
消費者の主要な購入品は年齢層によって異なり、若い消費者は自動車、教育、電子機器に重点を置き、高齢層は不動産や長期投資を優先しています。
また、回答者の34%が債務返済を2024年の財務目標とし、31%が不必要な支出の削減に重点を置いています。
消費者は必需品以外の支出を控え、健康、ウェルネス、教育への投資に集中し、2024年には外食、専門食品、高級小売商品、レジャー、旅行への支出が減少すると予想されています。
雇用の安定と昇進の機会が労働者にとって最優先事項であり、ワーク・ライフ・バランスも重視されています。
この調査結果では、高齢者は今後の経済に対して楽観的で、若者は悲観的であるとされています。
カンボジアは人口の大部分が若者に当たりますので、この懸念に対処していく必要がありますね。
この調査の詳細を知りたい方は、こちらのサイトからダウンロードできます。
https://www.confluences.asia/consumer-report-2024-download
それではまた!!