カンボジア商務省の報告によると、同国は今年1月から10月までに、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)加盟国へ81億4,600万ドル分の商品を輸出し、前年同期比で10%増加しました。
これは同期間の総輸出額259億200万ドルの31.45%を占めています。
一方、RCEP諸国からの輸入額は247億8,400万ドルで、こちらも前年より18.53%増加しました。
これらの動きを受け、同期間のRCEP諸国との双方向貿易額は329億3,100万ドルに達し、前年同期比16.31%の増加となりました。
この金額は、カンボジアの総国際貿易額535億8,700万ドルの61.45%を占め、RCEPがカンボジアにとって非常に重要な貿易枠組みであることを示しています。
商務省のペン・ソビッチート国務長官は、RCEPが広大な輸出市場を提供し、外国投資を誘致する大きな役割を果たしたと強調しました。
また、RCEPの存在が加盟国へのカンボジア製品の輸出を、継続的かつ安定的に増やす助けになっているとも述べています。
カンボジアの主な輸出品目には、衣料品、機械・電気機器、履物、皮革製品、穀物、家具、ゴム、果物や野菜、真珠、玩具、繊維などがあります。
輸入品としては、衣料品製造用原材料、医薬品やサプリメント、消耗品、食品や飲料が中心です。
現在、カンボジア政府は将来的な後発開発途上国(LDC)卒業による貿易優遇措置の縮小を見据え、主要国との自由貿易協定(FTA)の拡大に力を入れています。
また、国内企業に対しては、RCEPや二国間FTAを積極的に活用し輸出拡大を図るよう奨励しています。
RCEPが発行してからこの地域の国々との貿易がさらに活発になってきていますね!!
LDCステータスの卒業は近い将来きますので、それに向けて準備をしていって欲しいです。
LDCステータスを卒業したからといってすぐに貿易優遇措置が撤廃されるわけではなく、段階的に撤廃されていくはずなので、輸出拡大に向けて着実に前進していくことに期待します。
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501792346/cambodia-exports-to-rcep-surpass-8-billion/
【カンボジア経済】RCEP貿易がカンボジア総貿易額の6割超を占める
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