カンボジア政府は、徴兵制の実施に向け、兵役期間を24カ月とする新たな規則を定めました。フン・マネット首相が署名した政令では、対象者の登録から選抜、兵役延期、免除、兵役中の権利や福利厚生などについて具体的なルールが示されています。これまで長年にわたり実施が見送られてきた徴兵制度が、具体的な運用段階へ進むことになります。
■ 発表の概要
今回の政令では、徴兵対象者の登録、健康診断、選抜、配置など、兵役に至るまでの手続きが定められました。兵役期間は24カ月とされ、対象者は規定に従って軍務に就くことになります。
また、正当な理由がある場合の兵役延期や免除についても規定が設けられました。政府は制度を明確なルールに基づいて運用し、徴兵対象者の権利や福利厚生についても一定の枠組みを設ける方針です。
■ 背景
カンボジアでは2006年に徴兵制が法律上導入されましたが、これまで十分に実施されてきませんでした。フン・マネット首相は2025年、2026年から徴兵制を本格的に開始する方針を表明しており、今回の政令はその具体化に当たります。
政府は徴兵制について、国防力の強化だけでなく、若者に規律や技能を身につける機会を提供する制度として位置付けています。一方、実際の運用にあたっては、対象者の選抜方法や教育・訓練体制、兵役中の生活をどのように保障するかが重要になります。
■ 今後の見通し
今回のルール整備によって、カンボジアの徴兵制は法的な制度から実際に運用する段階へ移行することになります。今後は対象となる若者の登録や選抜が進められ、軍事訓練を含む具体的な運用方法が注目されます。
また、徴兵制の開始は若年層の雇用や教育、企業の人材確保などにも影響する可能性があります。政府がどの程度の人数を毎年徴兵するのか、対象者の選定や免除がどのように運用されるのかが、今後の重要なポイントとなりそうです。
それではまた!!
※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:Khmer Times「Govt sets rules for conscription, service at 24 months」




