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【カンボジア経済】GAC・シボレー車を現地生産へ、2026年に新工場正式稼働

解説記事
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カンボジアの自動車産業で、現地組立生産の拡大が進んでいます。TH Automotive Manufacturing Co., Ltd.は2026年中に、カンポンチュナン州に建設している車両組立工場を正式稼働させる計画です。約1,900万ドルを投じ、GACおよびシボレーブランドの車両を生産する計画で、カンボジアが完成車の輸入市場から自動車生産拠点へ移行する動きを象徴するプロジェクトとなっています。

■ 発表の概要

TH Automotive Manufacturingは、2025年9月にカンボジア投資委員会(CIB)から適格投資プロジェクト(QIP)として登録され、約1,900万ドルの投資と約500人の雇用創出が見込まれています。

工場はカンポンチュナン州カンポントララック地区に位置します。GACについては年間最大15,000台の生産能力を計画しており、4本の組立ラインを整備する計画が公表されています。

また、TH Automotive ManufacturingはGeneral Motors(GM)ともシボレー車の組立に関する独占契約を締結しており、シボレーについてもカンボジアでの現地組立が予定されています。

■ 背景

カンボジアでは、自動車産業を衣料品などに続く新たな製造業の柱として育成する政策が進められています。

政府は「自動車・電子産業開発ロードマップ」を策定し、単純な組立だけでなく、部品製造やサプライチェーンの国内化を進める方針です。実際、2026年3月時点でカンボジアには10カ所の車両組立工場が稼働しており、乗用車、トラック、EVなどを生産しています。

日本企業ではトヨタが2024年から現地組立を開始しており、2026年7月には「Hilux Travo」の新たな組立ラインも稼働しました。トヨタは2024年の工場開設以来、FortunerとHiluxを合計6,250台組み立て、現地調達部品の比率も約20%まで高めています。

こうした動きから、カンボジアでは完成車メーカーの進出だけでなく、部品メーカーや関連サービスを含む自動車産業のサプライチェーン構築が進みつつあります。

■ 今後の見通し

TH Automotive Manufacturingの工場稼働は、カンボジアの自動車産業にとって新たな段階への移行を示す動きです。GACの現地生産能力は年間最大15,000台とされており、国内市場向けの供給体制強化に加え、将来的な周辺国への展開にもつながる可能性があります。

今後の焦点は、車両の組立台数だけではありません。政府が進める産業高度化を実現するには、エンジンや電装品、ワイヤーハーネス、タイヤなどの部品をどこまで国内で調達できるかが重要になります。

トヨタ、フォード、ヒュンダイ、BYDなどに続いてGACやシボレーの現地生産が加われば、カンボジアはASEAN域内における自動車の組立・部品生産拠点として、さらに存在感を高める可能性があります。

それではまた!!

※本記事は海外報道およびカンボジア政府・企業の公開資料を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:Khmer Times「TH Automotive Manufacturing to officially launch vehicle assembly plant in Cambodia in 2026」

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